朝、主人ネコ男氏が突然「今日は住吉大社に行こか」と言い出しました。
しかし、私が去年の1月に行った事があると話すと「じゃあ石切神社に行こう。よし石切さんや」と行き先変更。出かけると思ってなかった私は「ちょい待ち!すっぴんやから!」と慌ててお化粧を施し(対して変わり映えしないけど)、いざ、車にて東大阪へ。
石切さんとは、「でんぼの神様」とも言われています。(でんぼ、とは関西の方言で、腫れ物のこと)
賑やかな参道沿いには、占いのお店や飲食店などがひしめきあい、境内にはお百度をふむ人々がグルグルと回る…。
一度はお参りさせてもらいたい!と思っていました。
車のナビ子に「ここかな?」と石切さんを登録し、高速道路は使わず、約1時間半ほどで、石切界隈にやってきました。
車は生駒山の中腹へ向かって、どんどん登って行きます。こんな山の斜面によくぞ建てたものだと思える住宅街の中を抜けて行くと、眼下には大阪平野が広がります。
近鉄石切駅を抜けて更に上へ。
この辺りから道は急激に狭くなり、車一台がギリギリ走る事が出来るような坂道を上へ。私1人だったら絶対無理だなと思いました。
しかし、石切さんといえば、賑やかな参道があるはずやけど…。ほんまにここかぁ?と疑問符続出している内に、神社らしき鳥居が見えてきました。
???
駐車場がいまいち分からず、とにかく、くねくねした狭い道を上がって行くと、境内の摂社末社が見えて来て、本殿の真横らしき所に。
これは確実に違うぞ!
慌ててUターンし、何とか駐車場を見つけて、ホッと安心。
そう、実はですね。ここは石切劒箭(いしきりつるぎや)神社の上之宮。
賑やかな参道がある方は、ここではないのです。
しかし、その時の私たちはそんなことには気づかず。
「ふーん?テレビで見たときは、もっと街中にあるっぽい雰囲気やったけどなぁ」と首をひねりながら参道を登るネコ男氏。
牛の像がありました。
石段を登ります。冷たい冬の風が吹き寒かったです。
振り返ったところ。大阪平野が遠くに見えます。
御本殿エリアに着くと、石切さんといえばのお百度石があり、数人の方が、ぐるぐるとお百度参りをされていました。邪魔にならないように参拝。
渡り廊下。
さっき、車でこの辺りまで登って来ました(汗)
あかんあかん!もうそこ本殿やん!とビビりました。
お百度のお願いが叶った方々が奉納するお礼の亀さん。
婦道神社。弟橘媛命をお祀りしています。ヤマトタケルノミコトの奥さんですね。
八大龍王神社。
このまま参道を下り、車に戻るあたりで、ようやく私たちは、ここが石切さんの上之宮だということに気づきました。
石切劒箭神社は、上之宮と下之宮(本社)の二つで成り立っているのですね。知りませんでした。
御祭神は、饒速日尊と、その御子である可美真手命。物部氏の祖神。皇紀2年に、当時は現在地よりももっと山の上に創建されたそうです。
山の中腹にあるので、下之宮と比べるとお参りに来る人は少ないので、静謐で落ち着いた雰囲気を味わう事が出来ると思います。
何もわからず来て、間違えなかったら、こちらにはお参りに来なかったと思います。なので、これはこれでヨカッタヨカッタ!
ちなみに上之宮の駐車場ですが、写真の「石切劒箭神社上之宮」の石碑がある参道のすぐ側にあります。
6〜7台は停められそうでした。
さて、それではいざ、石切劒箭神社へ。
続く!