yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

住吉大社

大阪の住吉大社へ。
初めてお参りします。
久しぶりに乗る南海電車住吉大社駅で下車し徒歩3分くらいで、赤い反橋(そりばし)が見えてくる。住吉大社の象徴のような橋。


なかなかの角度。ほぼ階段。雨や雪の日は別の橋を渡った方がいいですね。
現在の石の橋脚は、淀君が奉納したものだとか。


反橋の頂上ゾーンから境内方向。


手水舎にはうさぎさん。境内には大理石の撫でうさぎ像もあります。
住吉大神が祀られたのが辛卯の年、卯月の卯日なので、うさぎが神の使いとされてるんですね。


住吉鳥居。特有の四角鳥居。


今日は住吉さんの宵えびす。一年の商売繁盛を祈願する。


境内はとても広い。摂津の国一の宮なので、お正月三が日には、溢れんばかりの参拝者がやって来るとのことだが、今日は平日で空いてる方なのかな?
本宮は第一から第四まであり。
手前からお参り。こちらは第二本宮の中筒男命(なかつつのおのみこと)をお祀りしている。


一番奥にある第一本宮。底筒男命(そこつつのおのみこと)をお祀り。主に、海と禊祓いの神様ですね。お守りを見ていると、その方面が多く揃っていた。


青空と第ニ本宮の屋根。住吉造という、神社建築史上最古の様式。


今日は晴れたり曇ったり降ったり止んだり。
境内をてくてく歩き、種貸社(たねかししゃ)へ。商売の資本や知恵を得たり、子宝を授かる信仰がありますとのこと。


狛犬さん。孫子狛犬も!かわいい。


楠珺社(なんくんしゃ)へ。毎月初辰の日にお参りする初辰さんののぼりがたくさん。
左手の大きな楠が、樹齢約千年のご神木。


楠珺社。
お稲荷さんをお祀りしている。こちらは珍しくて、猫が神様のお使いなのだ。猫好き必見のお社ですね。そう、私の一番の目的はここ。


参拝者から納められた招福猫。
小さな子猫からだんだん大きなお猫さまへ…。招福猫の仕組みの詳細は長くなるので省きますが、この大きなお猫さまをここに納めるまで、なかなかの時間がかかる。
この大きなお猫さまの貫禄がさすが!大店の旦那はん、落語のお師匠さんのよう。


今日は初辰ではないけれど、せっかくなので、招福猫を購入。左手を挙げているのは人招き。右手はお金を招く。右のうさぎは本宮のおみくじ。


初辰宝船。縁起物!
猫好き&辰年生まれなもので、思わず購入。


楠珺社を出て、本宮境内の大理石?のうさぎ像を撫でたりしつつ、市戎社(いちえびすしゃ)、大国社へ。
今日は9日、宵えびすのお祭り真っ最中。すみよっさんのえべっさん。賑わってます。
商売繁盛を祈願して、福笹や飾り物、熊手などがテントで販売され、係の方が太鼓を叩いて大阪締めをして、縁起をかついでくれる。

大阪締め、とは、主に大阪で行われている手締めで、一本締めの大阪風。
「打ちましょ」で、2回手を打ち、「もひとつせ〜」で2回手打ち、「祝うて三度」でチョチョンがチョンと打つ。
私は京都府民ですが、色々な打ち上げの際に、けっこうな頻度でやったことあるので、京都でもメジャー?かもしれませんね。


さすがお祭り期間、福笹を求めた方が祈祷を頼む事が続き、ひっきりなしに、本殿にて神主さんが祝詞を奉上し、巫女さんが巫女舞をされていて、とても晴れやかな雰囲気。


1日に何回かある餅まきの時間。
どんな感じなんやろうと思い、五色の幕で飾られた餅まき台の方へ。すでに黒山の人だかりだ。
餅やお菓子を撒くのは、福娘、氏子総代さん、協賛企業のえらいさん、地元の議員さんなど。
餅まきが始まると、人垣が全体的にわーっと前へ寄せてくるので、お子さんやご高齢の方は危ないかも。中にはなかなかアグレッシブな動きのおじいさんもいたので、ちょっとびっくりしました。

かくいう私は、とりあえずお腹の辺りに中途半端に手を出してにやにやしてました。
足元にコン、と当たる感覚があり、見ると赤い福餅が。やったー。とりあえず1個ゲットしました。
その後、胸元あたりに白の福餅降ってきたので、これで紅白1セット。
そのあと、肩の上に白い福餅が。合計3個も降ってきた。ありがたい。

ちなみに、飴(たぶん純露)も撒かれていて、それが頭や額に天狗つぶてのようにベチベチッと当たる。跳ね返ってどこかに行ってしまいましたが(^ω^)


水産会社の振る舞い鍋。少し志納して、いただきます。野菜とこんにゃくの味噌仕立て。今日は気温が低いので、あったまる。


駐車場の方を見ると、大峯山から来られた修験者さんが経木の護摩焚き?の準備中。先程、大阪締めのやっているエリアでお見かけしましたが、「ここは威勢がええのう!ワッハッハッ!」と豪快に笑っておられて、天狗のようでした。

えべっさんの福々しく賑々しい祝祭空間はもちろんのこと、全体的にとっても楽しいお社でした。


御朱印


梅田に戻り、「インディアンカレー」のカレーを食す。見た目はライトな色合いですが、食べてみると、けっこうスパイシー。


やー、これが不思議なんですよね。私にとっては思わず水をがぶ飲みするスパイシーさなのに、どういうわけか舌の上では甘く感じる。からい!でも甘い。からいのに甘みがある。これは癖になりますね。


今宮えびすや、祇園のえびすさんには行ったことがあるけれど、住吉大社えべっさんは初めてでした。住吉さんの方はあまり混んでなくていいですね。今夜は十日えびす。盛り上がっていることでしょう。
また行きたいな。