弟R君の、学校のお友達が、遊びにやってきた。
同じ留学生であるD君。ディバッグからパンダのぬいぐるみを覗かせている。
そして、よもやの女子。
こちらは日本人女子。清純な雰囲気で、礼儀正しいお嬢さんであった。おもたせまでいただいてしまった。
ホワイトデーの時に、R君が「お返しを」云々言っていたのであるが、このお嬢さんのことかしら?と心の中でワクワク。
彼らは、嵐山の花灯路へ向かい、私は、若松孝二監督「千年の愉楽」を観に行った。
中上健次原作の映画化。
紀州の路地に生を受け、その美しさゆえに、女たちに愉楽を与え、死んでいく中本の男たち。彼らを赤ん坊の時に取り上げ、年老いて、いまわの際を彷徨う産婆、オリュウノオバの胸に、その男たちの記憶が、蘇る。
主演は寺島しのぶ。
そして、「中本の美しい男たち」を演じるのが、井浦新、高良健吾、高岡蒼佑、染谷将太。
出番が長かったせいもあるかもしれないが、高良健吾の美男子っぷり、印象的でした。
スターバックスで珈琲を一杯。
夜、小雨が降り出した。