気合を入れるべく、昼過ぎに美容院に行き、髪をなんとかしてもらい、腹がへってはなんとやら、「F.O.B COOP」にて、フレンチワッフルを食。
甘くないワッフル。アボカドとツナのディップ、ソーセージ、サラダ。
このワッフルが大きく、一枚でオナカいっぱいになるのだが、フガフガ言いながら食。
四条烏丸から、タクシーで祇園に向かおうとするものの、すでに、大混雑である。
タクシーの運転手さんと相談の上、四条通り通過をあきらめ、北上し、ぐるっとまわりこむ作戦。タクシー車内より、鈴鹿山を見物。
アジトにて、仲間たちと支度を整え、外に出る。
夕方、少し雨が降っていたらしい。むわわっと蒸せかえる、京都の夏の湿った空気。しかし、カンカン照りでない分、助かる。
新曲のことでドキドキしていた事もあり、手のひらに、じんわりと汗。
浴衣の上に麻の法被を着て、祇園の細い路地を通って、歩行者天国の始まった祇園の四条通りに出ると、すでに、お祭りの雰囲気。
まずはお練り。
紐で釣って、弾きながら界隈を歩く。
毎度のことだが、滑る、重い、音が散る。でもいいのだ。それでもいいのだ。
友人らが来てくれた!
撮ってくれた写真。リアルバージョンで失敬。
いつもバタバタするので、あまりお構い出来ないかもしれぬことや、当日の暑さや混雑を危惧し、あまり広報活動はしていないのだが、ずっと前から、来場を申し出てくれていた友人らが、本当に来てくれた。カメ女史と旧来の知人、和歌山から安珍さん、その妹ちゃんご夫婦。お練りの時に再会し、一気にボルテージ上昇。
一回目のステージ演奏を無事に終え、2回目のステージまでの間、休憩。
いつもは、あまり休む間もないのだが、今年は、ゆっくりできた。
友人らと再会を寿ぎ語り合いながら、お祭りを楽しむことが出来た。
誰かが来てくれるということが、こんなにも嬉しいものなのかと、じんわりと胸に迫るものがあった。
ボルテージ上昇の中、友人らを見送り、緊張がほぐれて、お腹がすいてきた。
奥の控えテントに向かい、「おなかすいたおなかすいた、おすしおすしおすし」と、鯖寿司や生麩巻などをモリモリ食していると、「出番15分前デース」の声。あわてて詰め込み、エビスビールを飲み、「後半は私のソロは少ないから、さっきより平気だもんね」と自分に暗示をかける。
2回目の演奏。なんとか無事に終了。
解放感が最高。もうあとはお祭りを楽しむだけ。
撤収し、アジトにて、打ち上げ。おおきにでした!
16日。宵山。
午後より出勤。正午前の八坂神社。
仕事終わり、憩いスポットにて、うろこ雲を撮影。
夜の八坂神社。
さぁさぁ、宵山の夜はこれからですよ。
一力茶屋の紅色の塀の上に、月。
仲間らと合流。「一銭洋食」で、まずは軽く。
ちなみに、私はバイクなのでラムネである。
八坂神社へ。
石見神楽見物。人が多くてこれが精いっぱい。オロチ退治中。
石段下を臨む。
恒例の秘密の場所に集まり、祇園の粋人衆と宴。
私はバイクなので、ここでも、冷たいお茶で乾杯。
深夜近く、ここにお神楽がやってくる。
17日の巡行の晴天を祈願すべく、長刀鉾のお囃子屋台が、鴨川を越えて、八坂神社に向かい、祇園町を練り歩く。「日和神楽」という。
私は、この、深夜にかけて行われる神楽が、一番好きである。
ふるまい用のお菓子やお茶を用意。
パトカーの先導で交通整理が始まり、西から、お囃子が近づいてくる。
きた!きた!
ぎゃー。かっこいい。
ふるまいのお茶とお菓子で小休止の後、ここで演奏。
そして、お囃子屋台は、まさに疾風のごとく、八坂神社へ。
仲間のうちの半分は、そのまま神社へ追っかけて行った。みんな元気だのう、と言いながら、なんとなく後片付けを手伝い、帰宅。
そんなわけで、17日。
山鉾巡行の日。私は朝から普通に仕事である。
四条烏丸界隈は、えらいことになっていたと思われる。
仕事終わりに、「ジェームズ・キッチン」へ。
和風あんかけハンバーグ。奥は、同僚のバジルトマトソースハンバーグ。
ソースの種類が豊富。ごはんの量、トッピングなど、色々と選択できる。
学生街のハンバーグ専門店である。私は好きなお店なのだが、男子率が半端ないので、なかなか一人では入ることが出来ぬ。美味しゅうございました。
夕焼け。
良いお祭り日和でした。