yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

100年ぶりの再会

父の入院から、今日で一週間。
来週の金曜日には、退院だ。
伴侶の不在に耐えられぬ認知症の母の気持ちは、そりゃあもう、不安MAX。

昨晩、緊急介護チーム会議を母宅で行った。
本日の午後から、特別養護老人介護施設にて、ショートステイに入ってもらった。
すぐに見つけてもらって助かった。

仕事終わり、施設の母を迎えに行き、父のお見舞いへ。
夜の五条通りは、そこそこ混んでおり、車中の母とどうどう巡りの会話を繰り返しつつ、病院に近づいて行く。
彼女は「同じことばかり聞いてるな。ごめんな」とたまに言う。
早く認知症の特効薬が出来たらいいのにねぇ。

病室に着くなり、「うえっうえっ、おとうちゃーん」と、100年会えなかった夫婦のように涙を流すのであった。二人は寄り添って座り、「もうすぐ帰るからな、待っててや」と言うのであった。

昨晩の会議の際に、ヘルパー所長さんとデイサービスの職員さんが、「僕もこんなふうに妻と年を重ねたい」「理想の夫婦ですよ」と、母の認知症にずっと寄り添う父を「漢(おとこ)」であると評価していた。

そうかぁ…。
と、夫婦水入らずのお邪魔虫は、ひとり、院内のドトールコーヒーでケーキを食すのであった。