yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

九州旅行1日目・太宰府、博多

20日より遅めの夏季休暇を取得し、福岡県へ。
副鼻腔炎もなんとか治り、早朝、伊丹空港から福岡空港へ。空は曇天。フライト中はほぼ雲の中。あっという間、1時間15分ほどで到着。
空港から外を見ると、がっつり雨である。打ち付けるかのごとく降っている。このとき、私たちが九州に滞在する3日間は、全て雨予報であった。

そんなわけで、太宰府天満宮に到着。忌中も明けたので、参拝させてもらう。
本殿から太鼓の音。ご祈祷が始まったところ。


本殿裏手。願いが書かれた瓢箪がたくさん。


境内はとってもしっとりしてて、優しい雰囲気。


やはり牛像がある。


こちらにも。紅白のねじり鉢巻きがイナセな雰囲気。


参道へ。


参道脇には、名物、梅ケ枝餅のお店がたくさん。ここまで来たからには食べておきたい。お店の名前は覚えていないが、参道の入り口付近にあったお店へ。焼きたての梅ケ枝餅。あったかいモッチモチの焼き餅の中に、控えめな甘さの餡子。

うん、おいしいっ!
思わずその場で声が出る。お腹すいているので、あと2つくらいはいけそうだが、ここは大人として我慢だ。
雨の降る参道脇、傘を構えながらアツアツのお餅をハフハフ食べる。


時刻はちょうどお昼前。
「牧のうどん」へ。こちらはチェーン展開の福岡うどんのお店。関西とは違うという福岡のうどんを食べてみたい!と思っていた主人ネコ男氏と私は、迷うことなくこちらへ。


店内は男性率高し。でも家族連れや女性客もそこそこいる。次から次へとお客さんが入ってくる。何せ回転がよい。店員さんが慣れた感じで席へ誘導してくれる。
店人気ナンバーワンの、肉・ごぼう天うどんを注文。


だしの色は濃い目の茶色。うどんは太くてやわらかい。追いだし用のやかんもついてくる。ネギは各テーブルの上にあり、好きなだけどうぞ方式。牛肉は甘辛く煮込まれ、ごぼう天は厚めの衣で、カリッと揚げられている。
お味の方は、関西系のうどんと比べると、甘い。感覚的には、すきやきとか肉じゃがチックな、甘さと塩っぽさが混在した風味。
「うん、おいしい、おいしいよ」と言いながらズルズルすする。けっこうすすったつもりだが、丼の中のうどんの量はあまり減らない。決して少食ではない私が、心の中で「あ、あれ…?」と己の胃袋がぱんぱんになりつつある感覚に、早い段階で襲われる。
目の前で同じものを食べているネコ男氏も、私も同じような状態だ。そこそこすすっているはずなのに。
カウンターの方を見ると、タクシー運転手さんと想定される初老の紳士が、普通の感じで、うどん+かしわめし(炊き込みごはん)を、モリモリ召し上がっていらっしゃる。
す、すごい。
紳士だけではない。このうどん+かしわめしの組み合わせを楽しむ人は多い。

私たちは根性でうどんを食べきり、福岡うどんを達成した万感の思いのなか、山の中にある九州国立博物館へ。
こちらに、いつか本物を見たいと私が願ってやまぬ「針聞書」のコレクションがあるのだ。昔の鍼灸書で、身体の調子がおかしいとき、身体の中に病気を引き起こす「むし」がいるとした。その「むし」の姿を描いたもので、それがとってもユーモラスなのだ。
結果的には「針聞書」の現物は公開されていなかったのだが、ミュージアムショップにて針聞書グッズを買い漁る私の姿は想像に難くない。

それはさておき、建物はこのように、吹き抜け感が気持ちいい。綺麗ですね。


エスカレーターで、展示室へ。振り返るとエントランスが見える。外はざぶざぶと雨が降っている。


数々の収蔵品を拝見し、博物館を後にする。


一路、博多へ。
宿は中洲近くにある。今夜は、博多へ転勤となった、ネコ男氏の職場の後輩さんと待ち合わせ、飲みに行くのだ。
天神へ移動。曇天だが雨は上がっている。待ち合わせ時間まで、百貨店のデパ地下で、「チロリアン」「鶴乃子」などを買い込む。


後輩さんセレクトの海鮮居酒屋にて。
イカの活け造り。まだ動いてます。足などはあとで天麩羅で。


ごまさば。さばのお刺身に、ごま風味のタレをからめて食す。これがビックリするほど美味しい!このお皿一人一皿でいけるんじゃないかという旨さ。


もつ鍋。味噌風味をチョイス。しみじみ美味しい。


他にも、九州の美味を堪能し、お話も弾み、同時にお酒も進む進む。まさに「よく食べよく飲む」状態。
天神から、中洲へ移動。街の灯りが川面に揺れる。


博多名物の屋台へ。詰め合わせて着席。


お通し。栗の甘煮と、マヨ和えのささ身とツナ。


いわし明太。香ばしい。


思わず歓声をあげた茄子明太子。焼いた大きな茄子の上に、たっぷりの明太子。


屋台を後にし、三軒目の博多とんこつラーメンへと向かうネコ男氏らと別れ、私はここで宿へ帰還。
いやー、呑んで食べたなぁ。満足満足。ハハハハハ!この時は上機嫌であった私だが、翌日の長崎県で、エライ目にあうことになるのだが、この時はまだ知るよしはなかった。

2日目に続く!