まだ船酔いの余韻が残る状態で、若干フラフラしながら、山手にあるグラバー園方面へ向かう。
街中にふとある建物が、歴史を感じさせる。長崎のこういう感じ、好きだなあ。
あくまで信仰の空間なので、静かに中に入る。中は撮影禁止です。
曇天のせいか、薄暗いが、ステンドグラスがとても綺麗。
グラバー園。沢山の洋館がある。日本で建てられた洋館の、どことなく和洋折衷な雰囲気が、とても好き。懐かしいような気持ち。
長崎は坂道の街。海が見える。
旧オットー邸。グラバー園の中でもしどこか一つあなたが住んでいいよ、と言ってもらえるならば、私は間違いなくここ。石造りの建物で、オリエンタルで好きな雰囲気。
この白い椅子に座って紅茶飲みながら文庫本を読む己を想像し、頬を緩める。妄想妄想。
ゆるゆる回っているうちに、閉園時間も近い。急がねば。
グラバー邸。サンルームや幕末志士の隠し部屋もあり、面白い。
この日の宿は、長崎駅前の長崎シティホテル。ここがとても便利だった。ホテルのスタッフの方々は全員感じがよい。
荷物を置いて、世界三大夜景を拝むべく、稲佐山へ向かう。稲佐山ロープウェイがある渕神社へは、バスで向かう。
稲佐山ロープウェイから山上の展望台へ。曇天のため、視界はあまりよろしくないとのことだが、十分綺麗。
この煌びやかな長崎市街地の反対側、外洋へ向かう海のあたりは、一面の暗闇。そちらから強く風が吹き付け、じっと見てると怖くなる。暗闇の中に、島影なのか横一列の明かりが見える。
軍艦島が現役で操業していた頃は、きっとこんな風に、暗闇の海の中に、突然、煌々と電気のついた島の姿が見えたのかもしれない。
軍艦島は、風化が進んでいるので、いつしか立ち入りも出来なくなってしまうだろう。
あーあ。やっぱり上陸したかったなぁ。
船酔いが一段落したせいか、リベンジしたい気持ちも再燃してきた。
バスに乗り、新地中華街へ。
だがしかし!お店はほぼ閉店していた。時刻は20時すぎ。
中秋節が近いので、カラフルな提灯が綺麗。
閉まっている店々の前で呆然としているネコ男氏。
唯一、開店していた「翠獅庭」に入店。店内は現代的でカフェのようなオサレ空間。
昼食を食いっぱぐれていた私たちはお腹ぺこぺこである。左から、ハトシ(エビのすり身を食パンに挟んであげたもの)、鶏の唐揚げ、焼き餃子。
長崎ちゃんぽん。
長崎皿うどん。