yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

伏見稲荷大社 登頂編

金曜日はお休み。久しぶりに、伏見稲荷大社へ。
前回お参りしたのはいつだったか、記事を検索すると2012年に記録がある。いつのまにか7年も経ってしまった。

午前9時前、車にて伏見稲荷大社に到着。
正面大鳥居から、稲荷駅に続く参道。

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昨今、伏見のお稲荷さんは、海外の観光客から大人気とのことで、出来るだけ人の少なそうな平日を狙ったのですが、朝の楼門前で、すでにこの賑わい。駅からすぐのアクセスの良さもありますね。

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修学旅行の学生さんたちや、国内外の団体客も多く、「うわー」と思わず小声が漏れるレベルの人の多さでした。

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楼門前の狛狐。何をくわえてらっしゃるのかな。

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右手は外拝殿。奥が本殿。

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本殿前。朝陽が差し込んで気持ちいいです。紙垂が藤の花のようで綺麗ですね

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ドンドン、と太鼓を叩く音。おおっ、何か始まるのかな?と石段を上がると、本殿右手の神楽殿で、神職さんと巫女さんによる、龍笛やお琴などの生演奏の巫女舞が始まりました。舞台右手に、舞を奉納する参拝者さんが座ってました。
来てすぐに巫女舞が拝見出来るとは、ラッキーでした。
巫女舞は撮影禁止。警備員の方が、撮影禁止の札を手に立たれています。さすがにそこで撮影する人はいませんでしたが、撮影禁止の本殿前参拝エリアでは、ちらほら…。マナーは守りたいものです。

こちらは、時間が前後しますが、帰り際に撮影した神楽殿巫女舞の時は禁止ですが、それ以外の時間は撮影オッケーとのこと。f:id:yukix03:20190309000317j:plain


巫女舞を拝見してから、奥社方面へ。千本鳥居は大人気。あちこちでモデル立ち風撮影が展開され「確かに撮りたくなるよねぇ」とうなづきながら、いそいそ前進。

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千本鳥居を抜けて奥社に到着。相変わらず賑わってました。大半は、ここで元来た道を引き返して行く人が多い。更に稲荷山を目指す人は、そのまま千本鳥居を進みます。
私も、幼い頃はここで終わりだと思ってたので、大人になって30歳を越えてから初めて「エッ、この先もあるの?」と知りました。

今日の目的は、稲荷山の頂上である一ノ峰を目指し、ぐるっと一周すること。前回は三ツ辻あたりで帰ったのでした。
暑がりの私は、ぜーったい、4月に入ってから山に登ると汗だくになるから、登るならこの3月がギリだろうと踏み、やって来ました。
今朝、出る時に地元の山が白くなっていて、気温も低く肌寒いですが、私には、これくらいがちょうどいいはず。

進んでいくと、左手に川が流れるエリアに出ます。ここ、この辺りで、急に空気が変わります。本能的に「あっ。ここから本気やな(何がどう本気なのか私もよくわかりませんが)」と。

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右手にお塚が沢山あるエリアに入ります。お塚というのは、個人が信仰しているお稲荷さんの祠のことで、この伏見稲荷の山を含めた境内には、おびただしい数のお塚があるそうです。

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私は昔、最初にここまで辿り着いた時、軽くショックを受け「この世ではないみたい」とちょっと怯えながら石段を登ったのでした。


熊鷹社。
鷹の神様をお祀りしているそうです。何度かお参りしているのに、記事書くためにネットで調べて、今知りました。そうだったのか。

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商売繁盛、勝負事の必勝祈願にご利益があるそうな。


熊鷹社のあたりから、本格的に坂道が続きます。運動不足がたたる…!

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ちなみに、先程、千本鳥居の中をお掃除されているおじさんがいらして、参拝者に「おはようございます」と優しく声をかけてくれていました。頑張って登ろう!という気にさせてくれます。

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三ツ辻。

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手水の龍はかなり苔生していました。

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このあたりまで登ってくると、私などは息も絶え絶え。

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おー、かなり上がってきました。

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上に行くにつれ、ひと気がなくなっていきます。

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四ツ辻の近くに到着。ここで、息を整えつつ、欧米からの観光客の人たちと一緒に地図を眺めていました。

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男性が、熊鷹社から現在地までの距離を指で示し、「オー…」と声を漏らし額に手をやってました。ニュアンス的に「こんなに登ってきたのに、地図にしたらこれくらいの距離やったんか。ここから頂上までって…えげつない」と、まぁそんな感じでした。
私も心の中で「はっはっはぁ。すごいなぁ」と心くじかれそうになりましたが、今日は頑張って登るんやッ!と決めてきたので、このまま進みます。

四ツ辻にある田中社、権太夫大神の社。

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ここから道が4つに分かれており、それぞれのルートを目指します。みんな、立ち止まって地図を見ながら「どうする?」と話し中。
お茶屋さんもあり、賑やかなエリアでした。

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さて私は、地図で言う右ルートで、三ノ峰から上がって行きます。ここからは、更にひと気が減る。ほぼ私一人で、たまに誰かとすれ違うくらい。

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三ノ峰に到着。
四ツ辻で見た地図だと、かなりかかるのかな?と思ってましたが、せいぜい10分か15分くらい。手水の龍。こちらは新しめですね。

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三ノ峰下ノ社、白菊大神。

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この辺も、両脇にお塚がビッシリです。

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間ノ峰、荷田社神蹟。

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二ノ峰に到着。「ここは二ノ峰、山頂まで5分」という案内板を見て、「へー、もうすぐやん」と喜ぶ。

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中之社、青木大神。お社の前の売店で、手ぬぐいを買ったのですが、店先に黒いワンちゃんが寝ていました。可愛かったです。

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さぁ、間も無く頂上!
おや。ここで狛犬が。稲荷山は狛狐オンリーかと思っていました。

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昨年の夏、実父が他界したのですが、今はもう手放した実家の神棚には、いくつかの神社のお札と、伏見稲荷大社のお札と狛狐があり、実父が特にマメにお世話していました。
実家から引っ越す際に神棚を片付ける事になり、地元の神社に納めました。が、実父や祖父の代、いや、ひょっとしたらもっと前から、お世話になっていたのではないか。きちんと一ノ峰まで登ってお礼を申し上げたいな。そんな風に思ってました。
さぁ、間も無く一ノ峰。

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標高233メートル。到着。

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一ノ峰上之社、末広大神。
お向かいの売店で御神酒を買い、お供え。お供えは持って帰るように書かれています。私がいた時は、海外からの観光の方がぱらぱらと来るだけで、がっつりお参りする人は少なかったです。

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下の本殿とはまた違い、ここは広くはないけれど距離感が近く「山を登って来ました」という達成感もあり、とても良いお参りが出来ました。


ここからは下山です。続く!