先日、祇園祭関連での、今季最後の屋外演奏をしました。
待機中、夜の四条通りを、松明と御神輿が通ります。
鴨川の水で御神輿を清める神輿洗いという神事で、その後、八坂神社に戻った神輿は、神輿庫に納められます。
17日も24日も、神輿が通る時は屋内待機や演奏中だったので、ようやく見ることが出来ました。
御神輿やな〜と眺めている内に、慌ててスタンバイとなり、祇園界隈を演奏しながら練り歩きました。提灯行列です。
数年前に始めた頃は、5基ほどでしたが、今年はすごーく増えててビックリしました。
各お店にちなんだ造形はもちろん、何か謂れがあるのかなと思わせるものも。
私のお気に入りは、老舗のお寿司屋さん作のハモ。すごく良く出来てるんです。
長崎のくんちの龍の小型版みたいに、二人がかりで、うねうねさせながら歩いてはりました。
演奏後、ハモの造形をここぞとばかりに間近で見物する私の後ろ姿が、いつのまにか激写されていました。
お囃子方として、祇園界隈を練り歩く機会が多くあります。
闇の中に魑魅魍魎が息づくような、夜の石畳と提灯の幻想的な風景の中で弦を弾いていると、不思議と懐かしいような、時間軸がずれるような気がする時があります。
お祭りって、現代と過去を結ぶものなのかもと思いました。
今年も無事に祇園祭関連の演奏を全て終える事が出来て、ありがたい事でした。
さーて、8月の別件依頼の演奏に向けて、シフトチェンジします!