10月朔日を迎えたというのに、京都も大阪も蒸し暑かった。
そして夕方までは晴れていたというのに、私がお稽古に出発せんと家を出て原付にまたがり走り出した途端に、ポツポツと雨が降り出した。
すぐに上がるデショとそのまま走ってきたら、空にカッと稲光&稲妻。
あっという間に結構な大粒の雨となり、私は慌てて雨カッパを着込み、何より大事な三味線をケースごとビニール袋2枚を駆使し、何とか包んだ。(つまりゴミ袋ですね)
雷雨は強まり、もはや私の背中のリュックはびしょ濡れである。しかし何よりも三味線が心配だ。こんなビニール袋で大事だろうか。
雨宿りをしながら、何とか這々の体で祇園のお稽古場に到着。久しぶりに会う演奏団の皆さんと軽く挨拶しながら、さぁ三味線を組み立てようとしたところ…。
やはり、ビニール袋の隙間から水分が入り込み、ケースが全体的に湿っている。
これはやばいなと思って開けたところ、三味線本体も何となくじっとりしており、そして組み立て部分の木材の部品が、おかしな所にガッチリはまり湿気を孕み動かない。
つまり、組み立てられなくなった。
というわけで、また修理にGO!
ひー、やっぱり無理せずお休みもらえば良かったかしら…でも用事もあったしなぁ。
帰り道、再び雨装備で走りながら、色々反芻。判断が難しいところです。
