yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

熊野紀行その6・熊野那智大社

熊野那智大社の参道下。
ここから、467段の石段を上がって行きます。

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約6年前に友人安珍さんと来た時は、この石段上りがキツくてですね…その時は「もう、次は登らん」と思っていました。
しかし、ここ数年で、伏見稲荷一の峰、金比羅山奥宮の石段を制覇したので、前より楽に行ける気もしました。

というわけで、スタート。
軽くパラパラと小雨が降っています。撥水マウンテンパーカーを買っておいてよかった。傘はささずにそのまま行きます。

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お土産屋さんを横目に見ながら、どんどん上ります。
やはり、前より楽チンでした。トレーニングって大事なんですね。

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最後の難関の石段。

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熊野那智大社、境内に到着。

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標高330m。夫須美神(フスミノカミ)を主祭神としています。明るくて綺麗な雰囲気。

熊野の神様のお使い、八咫烏の神社、縣(あがた)社。熊野速玉大社にもありましたね。無事に到着出来た事を感謝しながらお参り。

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樹齢約850年の大楠。

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中に入る事が出来るようです。

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境内の続きに、西国巡礼札所の第一番、青岸渡寺があります。

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堂内は撮影禁止です。

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さてさて、小雨も止み、御朱印もお受けして、軽い足取りで石段を下ります。目の前に広がる那智の山並みが、とても綺麗でした。

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帰りは、また熊野古道を通って、大門坂へ戻ります。行きは40分、帰りは30分くらいでしょうか。大門坂を登ってくる方々と挨拶を交わしながら、どんどん行きます。

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足元はこんな感じ。石が雨で濡れているので、ツルッと行かないように。

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この石ひとつひとつ、大昔からここにあるんですよね。一体どれだけの旅人に踏み締められて来たのか。ロマンを感じます。

夫婦杉まで戻って来ました。
やっぱり、この杉がすごくて、「うはー」と口を開けて見上げてしまいました。

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夫婦杉を抜けてしばらくすると、前方から30名くらいのツアーの方々がワイワイと楽しそうに歩いて来られました。これから大門坂を上られるのかもしれません。このコースは、比較的短めの距離で、熊野古道の空気を味わう事が出来るので、いい感じでした。また歩きたいです。

大門坂駐車場にある八咫烏像。
サッカー日本代表のデザインにもなっていますね。

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車で、熊野本宮方面へ走ります。
約1時間ほどで、熊野川が流れるエリアへ。

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待ってましたとばかりに激しく雨が降って来ました。歩いているうちに本降りにならず、助かりました。

お世話になる「蒼空ゲストハウス」に到着。
熊野本宮大社のすぐ近くです。
ゲストハウスですが、1日4組のみの全個室。各部屋にお風呂とトイレ完備。

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各部屋に縁側があり、とても清潔で素敵なお宿です。

こちらは食堂。

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コーヒーは無料サービスでした。ありがたや。カップは自分で洗うシステム。

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早速、暖かいコーヒーと、宿の蔵書を借りて部屋で一服。

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18時頃、車で10分ほどの距離にある、「渡良瀬温泉ささゆり」の日帰り温泉に行ってきました。雨がザブザブ降っています。

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石段上りの連続と、熊野古道歩きで、我ながらよく歩きました。温泉でゆっくり温まって、翌日に備えます。

こちらのお宿は、広い露天風呂が名物。雨が降ってましたが、かからないようになっているエリアもあるので大丈夫。

宿に戻って、自室で夕食タイム。
宿は夕食は出ず、界隈にはお店も少ない為、熊野本宮に向かう途中の道の駅で、夕食を購入しておきました。

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めはり寿司と手作りコロッケ。実はこれ以外は売り切れだったので、自動的に、昼+夜とも、めはり寿司。しかしこれが空腹に美味しくてですね。ペロッと食べてしまいました。
コロッケは肉じゃが風味で、ダシが効いてました。

朝3時過ぎ起きだった事と、よく歩いた事もあり、スッと寝つきました。
と思いきや、夜中2時半頃、大きなサイレンの音で目が覚ました。
熟睡していたので、数秒間は何か分からず、「?」と思いながら目を開けると、「ウーーーー!」と絶え間なく鳴っています。
起き出したらしき他のお客様が、「何?」という感じで動いている物音が聞こえました。
部屋の注意書きにあったのですが、大雨の日は、熊野本宮の上流にあるダムが放流される可能性が高く、放流の際には、宿の近所にある警報機のサイレンが鳴るのだそうです。確かに、知らないとビックリしますね。
サイレンはしばらくして止まり、私はすぐにスヤァ…と寝つきました。
旅行に出るといつも寝つきが悪いので、珍しく熟睡でした。目覚めも非常に気持ち良かったです。


その7に続く!