日曜日の午後、原付バイクで、長岡京市内の神社を2ヶ所、回ってみました。
どちらの神社も初めての参拝です。
まずは、数ヶ月前にスーパー銭湯に行く途中に見かけて以来、気になっていた羽束師坐高御産日神社。
難読!「はづかし にます たかみむすび じんじゃ」と読みます。長いので、羽束師神社と呼ばれているようです。
羽束師(はづかし)。京都の人は、「あぁ、運転免許試験場がある所ね」とピンと来られる方も多いのでは。私も「変わった地名やな」と思ってました。改めて調べてみると、色々と謂れが深そうです。
鳥居から境内を望む。すでに、境内に聳える大樹に目が奪われます。
今は宅地整備で、神社を囲む「羽束師の森」もかろうじて残されているという印象ですが、この木の感じだと、昔はさぞや…と思わせる迫力がありました。
由緒書き。
創建は477年とされているようです。京都の中でも古社ですね!
手水舎。残念ながらお水は出ていませんでした。
境内には、スピーカーで雅楽っぽい音楽が流れていました。
割拝殿という珍しい建屋。確か、先月の熊野で花窟神社にお参りした時も、割拝殿でした。
手前にわんこの置物が。
境内は11月というのに蚊がいて、このように蚊取り線香が沢山焚かれていました。
どうしてだろう?と思っていましたが、川の近くにあり、元々、この土地はいくつかの河川が合流する場所だったそうで、湿気が多いという事が関係しているのかもしれません。
奥が本殿。手前には鈴が何個も垂れ下がっていて、こじんまりとはしていますが、晴れやかな雰囲気でした。
割拝殿の横から出ると、境内社が沢山。
お稲荷さんもお祀りされてました。
やっぱり、境内の木がどれも立派だなぁ〜とあう印象です。
本殿裏側。
割拝殿前から鳥居方面。一部、生活道路にもなっており、自転車で通り過ぎる人もちらほら。
静かで落ち着いた神社で、古社ならではのどっしりした空気感がありました。
昔は「大社」だったそうですし、今は周りが住宅地ですが、かつては、川沿いにある大きな森の中に鎮座されていた…その姿を見てみたいなと想像が膨らみます。
さて、勝竜寺城の近くにある神足(こうたり)神社へ。
神足とは、長岡京の地名でもあり、(私が幼い頃はJR長岡京駅ではなく、JR神足駅でした)足の健康にご利益あり、とされています。
勝竜寺城は、明智光秀公の娘、ガラシャさんが、細川藤孝の嫡男、忠興とラブラブ新婚生活を送ったお城です。光秀公が、本能寺の変のあと、最期の夜を過ごしたとか。
境内には、その勝竜寺城の土塁と空堀の一部などが残り、土塁の下からは、古墳も確認されたとのこと。この辺も古い土地なんですね。
鳥居前。
こちらも周りは住宅に囲まれています。
拝殿が見えてきました。右手に立派な御神木がありますね。
末社の埜神(のがみ)社。
境内は静かで、近くの公園で遊ぶ子供たちの笑い声が聞こえます。風がひゅーと通り抜けていく感じで、心地いいです。
御神木の根元近く。木に新たな何かがワーッと生えてますね。
参道を戻って行くと、古墳などを回られている様子の団体さんが来られました。古墳などに興味がある方にとっては、長岡京は古墳の宝庫でもあるので、興味深いのではないかと思います。
鳥居の裏に「御鎮座1200年記念」という文字が見えたので、ここも相当古くからある場所なんですね。
そして最後に、「シャトレーゼ」に寄り道し、エクレアを買い、自宅でムシャムシャ食しました。神社+甘いものの組み合わせは最高ですな。