土曜日の朝、休日出勤の主人ネコ男氏を「行ってらっしゃりませ〜」と送り出し、部屋の掃除エトセトラをバババババッと済ませ、いざ、私もお出かけしました。
今日は小春日和になる天気予報で、朝から雲ひとつない快晴。気の向くまま、特に下調べもせず、京都市内の神社をいくつか回ってみました。
昔、よく近くにある大手筋商店街をぶらぶらしていたので、御香宮の前はよく歩いていたような気がしますが、境内に入った事はありません。「確か、いいお水があるらしいな」とはふんわり記憶にありましたが、改めてちゃんと参拝するのは初めてです。
駐車場に車を入れようとすると、これがもう8割ほど埋まっていて、警備員さんも立っていました。
えぇ〜。まだ朝9時半くらいなのに、なんで？紅葉シーズンだから？
と思いながら車を停めました。同時に、他の車から、着飾った小さな子供とご家族が降りてきたので、七五三シーズン真っ只中だと思い出しました。そういえば先月末くらいから、どこの神社に行っても七五三フィーバー。境内は晴れやかな雰囲気に満ちていました。
表門。どっしりとした、とても重厚な建築です。伏見城の大手門だったと伝えられ、棟の両端に鯱鉾(しゃちほこ)を乗せているそうです。気付かなかったなぁ。
御祭神は、神功皇后。
現在地に戻したのは徳川家康公で、慶長10年に社殿を新築寄進したそうです。
参道。
伏見義民顕彰碑。
表門入ってすぐ左手にあります。昔、重い課税に反発した町年寄7名が、幕府に是正を直訴したのですが、投獄されてしまいました。その石碑です。
右手にある桃山天満宮。
私はてっきり御香宮の摂社かなと思っていたのですが、独立した一つの神社だそうです。
天満宮といえばの神牛像。口のあたりがなかなかユーモラス。
大きなイチョウの木。朝の光を受けてキラキラしていました。
御香宮の割拝殿。おぉ、先週の羽束師神社に引き続き、こちらにもありました。割拝殿。
近づくと、この割拝殿の立派さがよく見えてきます。綺麗な細工ですねぇ。
奥の本殿前には、七五三の御祈祷真っ最中。専用の椅子や案内もあり、とても賑々しい雰囲気でした。
私が境内にいる間、七五三の御祈祷がひっきりなしに行われていたので、「神主さん、ず〜っと本殿前でエンドレス御祈祷やな。すごいな」と思いました。
本殿前に、名水「御香水」がありました。
「石井の御香水」として、伏見の7名水の一つで、徳川頼宣公、頼房公、義直公が、この水を産湯として使われたそうです。
こちらは濾過されていない方。
こちらは濾過されている方。
ペットボトルを持ってきたらよかったです。うっかりしてたなぁ。
伏見には酒蔵が沢山あります。美味しい水が湧出している地域なんですね。
境内の奥へ。
摂社末社が沢山ありました。
見事に色づいたイチョウと、お稲荷さんのお社。左手にあるのは神馬がお祀りされている建屋。
そのお隣に、池があり、弁財天のお社がありました。上の方から「ぱつん」「ぽつん」と、結構な頻度で何かが降ってきます。見ると、どんぐりが沢山降ってきました。
へー、どんぐりって、こんな感じでポタポタ落ちてくるのか。面白い。
しかし、お参り中に頭に当たるかもしれへんなぁ、どんぐりなら、まぁええかと思いましたが大丈夫でした！
松尾社。紅葉が色づいています。
すごく綺麗でした。
本殿のあるエリアを臨む。
東照宮。
家康公をお祀りしているんですね。
本殿裏。小さなお社も沢山お祀りされていました。
こちらは豊臣秀吉公のお社。
本殿前に戻ってきました。やはり七五三御祈祷続行中です。ここは安産、子育てにご利益があるとのことなので、特に多いのかもしれませんね。
さて、続いて次の神社へ。
