葛城から車で走ること約30分。
高さ32m余りの大きな濃い灰色の鳥居が見えてきます。初めて見ると「おぉ!」とビックリします。
2019年最後の遠征?を〆るのは、やはりここでしょう。大和一之宮、大神(おおみわ)神社。
お正月の迎春準備ムード。見事な門松です。
7年ほど前に、お参りに来ました。その時はJRを乗り継いで来たので大変でした。今回は車で、運良く鳥居に最も近いエリアに駐車出来たので、ラッキーでした。
境内図。
それでは鳥居をくぐります。
参道。
午前10時頃だったと思います。木々の間から日の光が差し込み、何ともいえず清々しい気持ちになりました。
境内を掃き掃除する方々が、参道を美しく整えて下さっています。
祓戸神社。ここに参拝して清めてもらってから、お参りです。
お社の手前の台に、お酒と生卵がお供えされていました。そうだった、この大神神社の神様は蛇体の神様とされているので、お参りの際には生卵とお酒をお供えするのが習わしです。
手水舎。蛇ですね。
拝殿エリア前。手前の立派なしめ縄が、蛇に見えてきました。
拝殿。
1664年に、徳川家綱公により再建。
ここは、三輪山そのものを御神体とし、本殿は設けず拝殿奥の三ツ鳥居を通して参拝するという、古代祭祀の形が現在まで伝えられています。
拝殿前に近づくと、なんだか迫力を感じます。迫力というか包まれる感じというか。
自祓い串。ありがたく使わせてもらいました。
巳(み)の神杉。
三輪の神様の化身である白蛇が棲むことから、名づけられた御神木。生卵とお酒が沢山お供えされていました。
社務所エリアに形代(かたしろ)があったので、書かせてもらいました。年末の大祓の時にお焚き上げしてもらえるみたいです。
自分の身体で調子の悪い所もなでると良いとのことだったので、「風邪引いたら咳が長引くからなぁ」と思い、喉のあたりをサワサワしておきました。
境内社を回ってみます。
以前は、境内社の存在に気づかず、比較的すぐに帰ってしまったので、もったいない事をしました。
神宝(かんだから)神社。
熊野三山の神々を祀る。
古くよりお宝や財宝を守護する神として信仰されている。
祈祷殿・儀式殿。
平成9年に竣工した檜を用いた木造の社殿。ちょうど祈祷が始まっていました。手前の可愛いのは、なでうさぎ。すぐ横に現物らしきものがある小屋があったのですが、ベニヤ板か何かで覆われていて、見る事は叶わず。
くすり道。
薬の神様、狭井(さい)神社への参道で、薬業関係者奉納の薬木、薬草が植えられています。
静かで落ち着いた雰囲気。
磐座神社。
社殿がなく、神の鎮まる堅固な岩をご神座として、少彦名神(すくなひこなのかみ)を祀る。
狭井神社。
三輪の神様の荒魂(あらみたま)を祀る。病気平癒の信仰が深いそうです。
境内には、薬井戸という霊泉があり。
万病に効くという薬水が湧き出る井戸。
コップがあります。滅菌機能の棚に入ってました。
というわけで、ありがたく一杯頂きました。
この狭井神社で申し込み、約束事を守り、敬虔な心で、時間内に戻ってくること。
登拝中は、写真や動画の撮影、水分以外の飲食は禁止。
今回の奈良行で、迷いました。一番に大神神社に来て朝から登拝するかどうか。
今回は葛城の方にも行きたかったので、登拝はまたの機会にしようと思います。
狭井神社から久延彦神社へと向かう途中、展望台がありました。大和三山や二上山、そして大神神社の大鳥居も見えます。
久延彦(くえひこ)神社。
知恵の神様。古くから「鳴宮」とも言われ、受験合格や進学、就職の安全にご利益があるそうです。
御本殿前。
御祭神の久延毘古命(くえびこのみこと)は、「山田の曽富騰(そほど)」と申し、「山田の案山子(かかし)」であられます。「足は歩かないけれども、天下の事を尽く知る神」のだそうです。
案山子の神様、初めて知りました!
大神神社拝殿エリアに戻り、神社を後にしました。
鳥居前の道。長閑で良い感じ。
お昼ごはんは、「そうめん処 もり正」へ。鳥居からすぐのところです。
古い日本家屋で、お庭に半露天で席があります。室内席もありますよ。
お庭には焚火が煌々と燃えていて、見るからに暖かい。
太そうめんの釜揚げと、柿の葉寿司。中身はサバ。
文字通りの釜に入ってます。
オープン!
とっても美味しかったです!御馳走様でした。
参道前の今西酒造へ。
以前もここで日本酒を買いました。
今回はこちら。どぶろくです。美味しそう〜。
開栓時爆発注意。「爆発注意」てのがしびれますねぇ。実に楽しみです。
葛城で買ったかぼすと、「もり正」のちりめんこんぶ。
午後14時頃には京都に戻り、ゆっくり過ごしました。今年中に、奈良に行けてよかったです。
今回、気になる神社に行けて、再訪したい神社が出来て、とても良かったです。
来年はもう少し、奈良へ行く頻度を増やせたらいいなと思っています!