先週後半から、九州に行って来ました。
新型コロナウイルスの事があり躊躇しましたが…マメに消毒と予防を行う事にし、出立しました。
新幹線の座席は、ほぼ埋まっていました。
博多はやはり大都会ですね。ワクワクします。
レンタカーにて、しんぐう渡船場へ。
相島(あいのしま)行きのフェリーに乗ります。
少し時間があったので、港の駐車場あたりをぶらぶら。沢山、猫たちがいました。
待合所にも。
約20分の船旅。
相島は、日本に数ある猫島のうちの一つ。沢山の人なつこい猫たちがいるとの事で、我々のような猫目当ての旅客の他は、地元の方、そして釣り人が数多く乗船。
京都に住んでいると、釣竿を運びながら明るく談笑する男子たちを見かける事は皆無に近く、良い意味でカルチャーショックでした。
船が相島に近づくと、港には沢山の釣り人たちが海へ向かって釣り糸を垂れているのが見えてきます。その光景の中に動く小さな猫たちの姿。いる!あそこにもここにも。スゴイスゴイ!と下船前から大興奮。
フェリーから降りると、既に渡船場に沢山の猫たちがたむろしています。
テテテテッと防波堤の上を歩いて来たトラ猫。
顔が大きくて媚びないマイペースさが可愛かった子です。
ご想像に難くないと思いますが、もうアホほど写真を撮りました。
猫たちは人馴れしている子が多く、自ずから寄ってきて甘える子も沢山いました。人を見ると逃げる警戒MAXの子はいませんでした。
我々は終始「天国…?あれ、ここ、天国なのか?」と自分の生死を疑うほどでした。
ひなたでゴロンゴロンする子が、けっこういました。
左手の建物は、レストランやお土産などを販売しています。
相島購買店。食料品、日用品などが販売されていました。住民の方々のスーパーなのでしょうね。
路地裏に入ると、恵比寿神社がありました。
思いっきり民家に隣接?しているので「えーと。屋敷神(各家庭でお祀りしている祠)かな?」と思い、写真だけ撮影させてもらいました。後でマップを見たら記載があったので、屋敷神ではなさそうです。
そうそう。島のお宅を眺めていると、各戸の玄関先にしめ縄が飾ってありました。お正月に掛けたしめ縄を、次のお正月までそのままにしておく習慣があるのだそうです。興味深い。
海を眺めるおじさんと黒ネコ。
漁に使う道具の中でほっこり中。
個人的に最も好きな色合いの子。
日向でごろんごろんし出した所、どこからか黒猫が現れ、並んでごろんごろんしていました。
またまたおじさんと猫。
真珠の養殖。
晴れた日の海が、とても美しかったです。
向こうから茶トラがやってきた。
銀色の棒の下で魚を貪り食うキジトラを、真顔で見つめる茶トラ。
手押し車の下でごろーん。
かなり人なつこい白キジちゃんでした。
ご祭神は豊玉姫命。古事記に出てくる海のお姫様。相島全戸の氏神様。
お参りさせていただきました。
大きな石がお祀りされていました。
あとで調べたところ、こちらの石の背後に植えられている木がユズカズラという御神木でした。
天満宮の祠から、何かがやってきたと思ったら、キジトラ。
箱の中に石が入っています。おそらく、なんらかの参拝方法があるのではないかと。
若宮神社井戸と、稲荷神社。
境内から海を眺めます。
天満宮から現れたキジトラのおもてなしっぷりがすごくてですね。沢山甘えて撫でさせてくれた上に、鳥居の外に向かう私についてきて、お見送りまで。
おっと!先程の人馴れした白キジちゃんがテテテッとやってきて、鳥居の下にスタンバイしています。
「君たち、交代制?」思わず笑みが溢れます。なんとも可愛い子たちです。
ここから先は私が担当ニャ。
鳥居の外にて、ほかの猫たち交えてモフモフタイム。
実は若宮神社に行く前に、港の山の方に高妻神社というお社が地図に記されていたので、向かってみました。が、途中で「うーん。なんかやっぱりいいや。やめとこう」と思い、こっちの方向に来ました。
帰宅してからネットで調べたところ、高妻神社のご祭神は山幸彦とされていました。相島若宮神社のご祭神である豊玉姫のご主人。非常に厳格な神様とのことで、いくつかの禁忌があり、その一つが「女人禁制」でした。
行かなくて良かった!
普段、山や市井の神社に行くことが殆どなので、こうして旅先で海の神社にお参りすると、また違う色合いの民俗性があって、非常に興味深かったです。
ネコ男氏が、お気に入りの「最初に出会った顔のでかいトラ猫」の後を、とぼとぼ歩いて行きます。
あっという間に帰りのフェリーの時間。
名残惜しいこと極まりない。
フェリーから見えたメガネ岩。
相島、最高でした。また行きたいです。
ちなみに、島の猫に食べ物をあげるのは禁止されています。猫たちの健康と、島の住民の方々の生活を壊さないよう、ルールを守って共存していける事を願います。
ランチは箱崎の「ひらお」にて、お好み定食。
昔、ケンミンショーで見てから「ここ行きたい絶対行きたい」と願っていたので、満を持しての「初ひらお」です。
目の前で上げられる天ぷら、食べ放題のあっさりした塩辛。お惣菜は南瓜の煮物でした。
さて、一旦博多から移動し、一気に長崎へ移動です!続く。