さて、3日目のスタート。この日は長崎を満喫させてもらいました。一昨年に長崎に来た時に行けなかった場所を中心に。
朝一番で向かったのは、平和記念公園。
そして出島へ。
日本とヨーロッパ唯一の貿易地、また蘭学をはじめ日本の近代化に必要な情報の発信地でした。
市街地の川沿いにあり、歴史の教科書で抱いたイメージより、広大ではありません。コンパクト。
これはミニチュア出島。
写真を撮る角度によって、昔の建物と現代が重なります。
カピタン部屋。歴代の商館長(カピタン)が暮らした建物。ハイカラ。
当時の内装などが再現されていました。
壁や天井には、唐紙が貼られています。とても美しい。そして「高いんだろうな」と算盤を弾いてしまいます。
照明もすてき。夜はまた違う雰囲気になりそう。
クリスマスの食卓。豚の頭などがありました。
和洋折衷大好物の私にとって、ここはたまりません。「ここが私の部屋」「窓辺に椅子を置いて、テーブルの上に、文明堂のカステラと、あったかいコーヒー。時々窓の外を見ながら本を読むのだ」などなど、ノンストップ妄想。
通り沿いの建物では、美術品や工芸品、当時の暮らしの資料などが展示解説されています。勉強になりました。
唐人屋敷跡へ。
元禄2年(1689年)、長崎に貿易でやってきた唐人たちを収容する唐人屋敷を建設。今も中国様式のお堂がいくつか残されています。
中華街から近い坂の途中にあります。
土神堂。
福徳正神という道教の神様がお祀りされていました。別名、土地公とも呼ばれ、土地や不動産、ビジネスを守護する神様。
道教の鮮やかな色彩やお札などを目にすると、どーーしても、年代的に映画「幽幻道士」を思い出してしまう。キョンシーごっことかしてました。
天后堂。
道教の女神様。航海、漁業の守護神。
お堂から外を見たら、自分が日本ではないどこかにいるかのような感覚。
石造りのアーチをくぐると。
観音堂。
道教での観音様がお祀りされています。良くわからないのですが、日本仏教の観音様とは違うのかな。
どのお堂にも、こういった炉と思しきものがありました。
路地を抜けて行きます。向こうに福建会館の煉瓦壁が見えてきました。
福建会館。中に入ることは出来ません。
我々を見るなり逃げてゆく猫。
お昼は中華街にて。コロナの影響か人は少なめ。
「王鶴」にてランチセット。チャンポン、皿うどんにそれぞれチャーハン。杏仁豆腐つき。皿うどんは細麺で、はじめパリパリ、後半しっとり。
長崎のお料理って、お砂糖文化のせいか全般的に甘めですが、こちらはあまり気にはならないほのかな甘さでした。美味しかったです。
余談ですが、私は九州の甘いお醤油が大好きで、家に常にストックがないとソワソワします。
さて、この後はいよいよ軍艦島上陸リベンジ。続く。