車で雲仙へ向かいました。
途中、運転中、今頃になり酔い止めが効いてきたのか猛烈な睡魔が襲来。
自然な眠気ではなく、問答無用な薬物的な睡魔。
なんだこれは、ヤバイヤバイ！
とっさに「あ、あーえーいーうー！えーおーあーおー！！」と大声で発声練習を始める私。
今から思えば、何故、発声練習にしたのか全くわかりません(~_~;)とにかく、何か大声出してシャキッとしなきゃと思ったんですね。
コイツ気でも狂ったか、とビックリしたネコ男氏が「おい、大丈夫か。運転かわるぞ」と言ってくれたので交替。助手席に座り数分しない内に、コテンと眠りに落ちました。
そして気がつけば、夕刻の雲仙温泉エリアに到着。
温泉街のあちこちから、真っ白な湯気が大量に上がっていました。硫黄の香りが充満しています。温泉宿が沢山ありますが、廃業している建物もあり、あまりひと気は無し。
しーんとした温泉街に、もくもくと湧き立つ湯気の中を車で走る。ちょっと不安になりました。途中、大きなホテルの前を通ると、駐車場に車がそこそこ入っていたので、何となくホッとしました。
駐車場のお隣に神社がありました。
温泉(うんぜん)神社。
温泉、と書いて"うんぜん"と読む。
創建は大宝1年(701)。島原半島一帯の祈願所として知られていた「温泉神社」の総本山。(島原地域にはいくつか温泉神社があります)
雲仙を訪れた行基が、開山した大乗院満明寺の守護神として、四面宮(4柱の神様)を祀り、創祀したとされています。
この時、私はまだ睡魔が抜け切っておらず、うすらぼんやりしたまま「あ〜、神社や」と半分寝たような思考でお参りしました。なので、上の由来なども京都に帰還してから知りました。
神社に隣接して、雲仙地獄がありました。
荒れたゴツゴツした岩地が広がり、白い湯気があちこちから上がり、ムッとした強い硫黄臭。
「むぅ…大量のゆでたまごの匂いや」など呟きつつ、雲仙地獄に足を踏み入れると、数人の観光客の方々がいました。ちょっとホッとしました。
遅い時間に来たので、野菜や卵などを蒸すことが出来るコーナーは閉められていました。
地熱のおかげで辺りは暖かく、歩いている通路もホンワカ床暖房のようでした。
さすが、猫たちはこの暖かさを見逃しませんね。
「エッ、大丈夫？熱くない？」と思う石の上でほんわかホッコリしていました。
「こっち見んな」感。
雲仙地獄、猫たちにとっては極楽。
この後、長崎市内に戻る途中に「向日葵亭」へ。
トルコライスで有名なお店です。ファミレスのような外観&内装でした。
我々が入店すると、お店はほぼ満席で、殆どの方がトルコライスを召し上がっていました。
メニューを見ていると、突然、目の前が真っ暗に。
しかし窓の外の民家からは明かりが漏れています。
ブレーカーがとんだのか、電気系統がショートしたのか分かりませんが、5分くらい真っ暗。
何回か点いたり消えたりを繰り返しました。
電気がついている間にメニューをガン見し「よし。パスタソースはミートソースにして、上に載せるフライはヒレカツだ」等検討。いつ暗転するか分からなかったので(笑)、ある意味集中。
やってきました。長崎名物、トルコライス。
カレーのかかったピラフ、ミートソーススパゲティ、ヒレカツ。ボリューミー。
スパゲティのソースやフライなどは選ぶ事が出来て、自分の好きなように組み合わせると良いかと。
私は普通サイズにしましたが、最後の方はけっこう苦しかったので、食の細い方は小サイズでいいかもですね。
美味しゅうございました。
さて、翌日は最終日。長崎と博多観光です。続く。
