福岡県の志賀島にある志賀海(しかうみ)神社にやって来ました。
途中、道路の両側が海という海の中道を走りました。普段、海とあまり接点のない土地に住んでいる者としては「すごー!」とそれだけでボルテージが上がります。
駐車場は空き地っぽくなっていて、車が2、3台停まっていました。
駐車場から、志賀海神社の参道に入る事が出来ました。
狛犬さんの足元に、椿。
なんだか沖縄のシーサーみたいな表情だなと思いました。
山之神社。御神前にオコゼやアラカブをお供えすると、その顔立ちの悪さをみて喜ばれるとか。
そして右側の棚のようなものの中には空の財布が入っています。空の財布をお供えすると、財が貯まるという言い伝えがあります。
神門が見えてきました。
今は渡る事が出来ない石橋が手前にあります。
手水舎と、その奥に社務所。
御潮井。お賽銭を入れて、少しだけ頂いて帰りました。貝殻を使って小袋に入れるので、なんだかワクワク。
全国の綿津見神社、海神社の総本社。
「龍の都」と称えられ、玄界灘に臨む海上交通の要衝である博多湾の総鎮守。
古代氏族である安曇氏と関わりの深い神社とされています。創立年などは不明。
本殿前にも御祓用の御潮井がありました。今まで色々な神社に行きましたが、参拝前に自ら清め砂を使う事が出来るのは、初めて。
海が近いという事もありますが、境内全体的に海の気配が満ちていますね。
本殿の横を歩きます。
遥拝所。
境内社。
今宮社。
帰宅してから知りましたが、志賀海神社は、かつては3つのお宮から成っていたそうです。この志賀海神社が現在の本社で、かつては表津宮と呼ばれていたようです。
現在は摂社となった中津宮、沖津宮もあり、他にも志賀島には沢山の神社があり、興味をそそります。
帰りは正面の参道を歩いてみました。
向こうに海が見えて、爽やかです。
参道にも末社が。
正面鳥居。扁額が石作りですね。
鳥居前にも御潮井が。
古事記にて、御祭神の綿津見三神は、海の底、中、表を守りたまう海の主宰神として、海産物の恩恵をもたらし、みそぎ祓いの神として、水と塩(潮)を支配し、潮の干満によって人の生死をも司るとされた。
御祭神がみそぎ祓い神なので、神事にまつわる時や参詣の折は、厳しく斎戒を守り続けているそうです。
この御潮井はそういった意味があるんですね。
非常に印象的な神社でした。
山や市井の神社とは、違う雰囲気の清々しさでした。
またお参りさせていただきたいです。