休日は、因島や尾道を散策しました。
たまに足を伸ばして倉敷まで行ってましたが、広島市内や四国の方には行ってません。今から思えば、もっと色々な所に行けば良かった。
因島大橋の近く、島の北部。大浜地区。
仕事終わりにこの辺に来て、スーパーで買った惣菜パンをかじりながら海を見て、黄昏気分を満喫しました。
白滝山の五百羅漢。
標高226m。修験者の行場だったそうです。因島村上水軍の村上新蔵人吉充が見張りとして観音堂を建立したのだそうです。
村上水軍城。
村上水軍の甲冑や刀剣、巻物などの資料が展示されています。
島を原付で走ると、常に海の風景と隣り合わせ。
ちなみに、職場を含め、村上姓の人が沢山いました。村上水軍の血を受け継ぐ末裔でしょうか。歴史ロマン。
高台にある図書館からの眺め。
当時、島にはコンビニエンスストアは2、3軒。イオンの前身であるスーパーが1軒。ツタヤも1軒。
因島では外食は滅多にせず、スーパーのお世話になっていました。給料日の夜にだけ牛肉を買い、白菜、ネギと一緒にすき焼きの味付けで煮込んで、生卵をかけて食べる…というのをやっていました。
かなり地理も慣れてきたので、私は原付でフェリーに乗り込み、足繁く尾道まで向かっていました。
フェリーから港の方を見ると、島の子どもたちが次々と突堤の上から海に飛び込み、歓声を上げていました。
尾道のフェリー乗り場の近くに「モスバーガー」があり、そこに入っては「久しぶりのファーストフードや!」と喜んでいました。
原付で、お隣の三原市まで走る事もありました。
尾道は、海と猫と坂道の街。
尾道駅の背後にそびえる千光寺山の頂上には千光寺があり、徒歩で登る事も出来ますし、ロープウェイを使う事も出来ます。下の写真の左手にあるのは、尾道城。1964年に博物館として建てられた建築物。確か解体中ではなかったかな。
私は当時、体力がある方だったので、尾道散策の時は、毎回この山を縦横無尽に登ったり下りたりしていました。いまの私が同じ事をやると、たぶんヘトヘトになると思います。
山の斜面には迷路のように住宅が立ち並び、お寺も多くあります。何ともいえぬノスタルジックな雰囲気。しらみつぶしに散策していると、たくさんの犬や猫を見かけます。
こちらは最初に見た時に「は〜。雰囲気あるわぁ」としげしげ眺めた稲荷神社のある石段。
このように何回もアングル変えて撮影してますね(笑)
素敵なカフェと黒猫。
大林宣彦監督の「時をかける少女」に出てくるタイル小路。メッセージの書かれたタイルが貼られています。現在は壁面などは撤去されているらしいです。
千光寺から眺めた尾道水道と、眼下に広がる尾道の街。本当に穏やかな海です。
山を下りて、駅前界隈をうろうろ。煙突から煙がもくもくと。
海沿いの商店街近くにある路地裏。この「やぶ寿司」さんに入って天ぷら定食を食べたような記憶があります。
尾道で食事をとるとき、駅前の洋食屋さんによく行っていました。「モグラ亭」というお店で、タンシチューがとても美味しかったです。
あと、海岸通り沿いにあったパン屋さんで、今はもうないと思いますが、そこの「でべらパン」が美味しかった。でべらとは、瀬戸内でとれる、カレイを小さくしたような魚のこと。
同じく海岸通りの有名店「からさわ」。ここでアイスもなかを買って、海沿いの道を歩くのが楽しかった。
商店街から海岸通りへと抜ける路地裏。突き当たりは海で、その向こうに日立造船所のクレーンがある。商店街は賑やかで、「晩寄りさん」という漁師の奥さんやお母さんが、荷車に魚を入れて売り歩いていました。今もいらっしゃるんじゃないかと思います。
通りを抜けると、このように漁船がたくさん。
これも、今となってはお宝写真?かもしれません。
駅前の再開発によって撤去された雁木のある風景です。この時は満潮で、残念ながら雁木が見えている写真は紛失してしまいました。
雁木とは、船着場で積荷を下すために作られた階段状の建造物。こちらの写真の古い民家と雁木の風景は、なかなかに旅情を誘う風情でした。
続く!