梅雨シーズンの始まり。
曇天、時々雨が降る中、左京区へ行ってきました。
いくつかの寺社を回ろうと思い、だいたいの位置を決めて車を走らせ、目星をつけておいた所に、行けそうならば行くという感じで、北白川通りを北上。
三宅八幡宮に到着。通称、虫八幡。
子どもの守り神、虫退治の神様。
遣隋使の小野妹子が、聖徳太子の没後、上高野の地に移り住み、隋への道中で病気を平癒祈願してくれた聖徳太子の恩に報いるべく、宇佐八幡宮を勧請した、とされています。
創建は飛鳥時代と伝わります。御祭神は応神天皇。
ここの神使は鳩。
というわけで、狛犬ではなく狛鳩です。
境内いたるところに鳩が。
手水を使おう…と鳥居をくぐると、おもむろに、トコトコトコトコ、と一羽の鳩が近づいて来ました。
まるでお出迎えに来てくれたみたいで、嬉しいですね。
手水舎には鳩。
屋根にも鳩の細工。
本殿手前にも手水がありました。
石灯籠にも鳩。
拝殿。
本殿。
本殿前には、赤ちゃんのよだれかけが沢山奉納されていました。沢山の方々が、子どもの安全、かんの虫封じや、病気平癒、夜泣きなどを祈願されているようです。
八幡さん系の神社に行くと、石清水八幡宮や筥崎宮は非常に力強い空気感がある気がするんですが、ここはなんだかホッコリしている気がします。
子どもさんの事を思う親心で、そういう空気になってるのかな。
本殿の飾り幕にも鳩。パキッとした青がかっこいい。
鳩が彫刻された石灯籠に、カラフルな鳩(と招き猫)がいますね。これは神鳩という授与品のようです。
古い奉納絵馬に、鳩の飾り物が。
鳩のえさも売ってました。
ちなみに参道脇には、普通の狛犬さんもいはりました。
街なかからは離れたところにあるので、参拝者はあまり多くはなく、住宅街の中にある静かで落ち着いた神社でした。