yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

お精霊迎えと五山の送り火

今夜は五山の送り火
見物客の密を避けるべく、例年よりも火床の数を縮小し開催するとのこと。

 

昔は西大路や北山まで出かけて、山焼きの風景を見に行きましたが、このところはもっぱらテレビ中継鑑賞か、実家の頃はベランダから遥か遠くの「大」の字を見ていました。

 

お盆に、六波羅六道珍皇寺で迎え鐘をつき、あの世にいるご先祖様をお迎えし、16日の夜に送り火とともに、またあの世へ帰って行く。
祇園祭で京都の夏が始まり、送り火で夏が終わる。
そう言われていますが、風物詩としてはそうかもな、と思います。実際はまだまだ暑い日が続きますが…気候が昔とは変わっているんですね。
でも、確かにお盆を過ぎると急に涼しくなった年もありました。そう思うと、暑い暑いと騒いでいたのが一瞬に思えて、少し切ないような気持ちにもなったものです。

 

六道珍皇寺の迎え鐘は、子どもの頃に一度だけ迎えに行った記憶があります。不思議でした。子どもだったので、オバケやん怖!とも思ってました。
お精霊(おしょうらい)迎え六道参りと言われ、高野槙を購入し、水塔婆に先祖の戒名を書いてもらい、迎え鐘をつきます。水塔婆をお線香で浄めた後、お地蔵様の前で水回向(水に濡らした高野槙で水塔婆を清める)をして終了。
今年は新型コロナウイルス感染防止のため、中止となったそうです。

 

ちなみに西陣に住む友人は、六道珍皇寺ではなく、千本ゑんま堂のお精霊(おしょうらい)迎え、だそうです。水塔婆を流し迎え鐘をつくと、えんま様の許可を得たご先祖様があの世からやって来るので、お仏壇の扉を開いてお迎えするのだそうです。

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色々なお盆のお迎えがあるんでしょうね。

涼やかで夏らしく、風情もあり面白いです。