駐車場に車を停めて、少しだけ哲学の道を抜けて行きます。
西田幾多郎先生が思索に耽ったという風情のある小道。京大からも歩いて来れるので、何となくアカデミック。
参道はお土産店でいっぱい。
遠足かな?小中学生の団体さんで賑やかでした。清水寺の参道に似てるかな。京都やで!な感じのお土産ものに混ざって、鬼滅の刃のマスクやタオルなども販売されてます。流行りだな。
総門前。
銀閣寺は、臨済宗相国寺派の山外塔頭のひとつ。室町幕府八代将軍足利義政公により造営が開始されました。
義政公は、祖父にあたる義満公が金閣を建てた事にならい、隠遁生活を送る為に山荘東山殿を造営。これが後に銀閣寺となるんですね。
銀閣寺垣。すっきりしてますね。
こちらも受付でお札がもらえます。下の方にモギリ部分がある。
中門を入ると、すぐに八幡社があります。
季節柄、銀閣寺は大人気。遠足中の子どもたちや、一般参拝客で、なかなか混んでいます。出来るだけヒトが映り込まないようにするものの、角度が難しい。
国宝の銀閣。
鹿苑寺(金閣寺)の金閣、西芳寺の瑠璃殿を踏襲し、本来は観音殿と呼ばれます。観音菩薩をお祀りしているそうです。
向月台。
銀沙灘(ぎんしゃだん)。
どうやって作ってるんだろう。
銀沙灘に面した本堂。
私がこのあたりにいる間は、残念ながら誰一人お参りする人はいなかったです(^◇^;)もう全員が庭園の方に意識を集中していますね。
銀沙灘、向月台、銀閣。
東山殿は、義政公を中心に形成された東山文化の発祥地。当時の文化人からしたら、旬のアートプロデューサー的な存在だったんでしょうね。
錦鏡池。
洗月泉。
東求堂近くの小道。
展望所へと続く石段を登ります。
少し登ったところ。既にいい景色。
お茶の井。義政公御茶用の湧き水。
展望所からの眺め。
紅葉の向こう、銀閣や銀沙灘が見えます。
展望所は遠足中の小中学生たちで大賑わいでした。楽しそうだなー。今年はコロナ禍で旅行とか合宿とか、行事も縮小しているでしょうね。
子どもの時に京都の銀閣寺に来たなぁと思い出して、また来てくれたらいいなと思います。
展望所から下へ。この辺りの紅葉が特に見応えありました。
「すげー」「めちゃきれい」と子どもたちの声を背後に聞きつつ、木立ちの中の道を歩いて行きます。
銀閣寺のあたりは、職場が京都大学だった時はしょっちゅう界隈をブラブラしてましたが、来たのは初めてです。人は多かったけれども、綺麗な時期に来る事が出来て良かったです。
おじいちゃんが金。
孫が銀。
足利ファミリーの夢の跡って感じでした。
ちょっとだけ哲学の道をぶらぶら。
静かで良い雰囲気です。川沿いには古くてレトロな雰囲気むんむんの建物などもあるので、好きな方は見ててワクワクします。
もう少し南へ行くと法然院がありますが、それはまたいつか。
お昼は「鶏三和」にてチキン南蛮定食。
鶏はすごく柔らかくてジューシー。甘酢とタルタルが絡まりあい、すごく美味しかったです。鶏だしスープもじんわり美味しい。
そして自宅近くに戻ってきて、久しぶりにあそこに行こうと思い立ち、「ウニール 本店」へ。
ガトーショコラ、バニラアイス添え。カフェラテ。
このガトーショコラがですね。なかなか食べ応えがあり濃厚でした。そしてコーヒー専門店のカフェラテは、やっぱり風味が良くて美味しい。
私は「行ってみたい神社仏閣一覧」みたいなものを作っておりまして、前日くらいに「さーて。どうしようかな」とそれをザッと見て、候補を決めます。
行先を決めても、当日の朝や運転中に気が変わる事が多く、現地まで行ったとしても車が通りづらいとか、駐車場が分からない場合は、あっさりスルーします。
今回も、実は金閣寺から銀閣寺へ向かう途中に、千本えんま堂に行こうと考えていました。
しかし、反対車線を走ってしまい、「あー…そっか、あっちか」となり、見送りました。
千本通りや西大路通りあたりは、また改めて回ってみようと思います。