大晦日。
一年最後のランチは、「コムギノキラメキ」の台湾まぜそば。美味しゅうございました。
夜は義父宅で卓上天麩羅。天麩羅の残りを持ち帰り、頂き物の更級蕎麦で、年越しそばにしたいと思います!
昨年と同様に、今年行った神社仏閣巡りの中で、いずこも素晴らしいところですが、仏閣から三ヶ所、神社から三ヶ所、特に印象に残ったところを、ざっと振り返りたいと思います。
☆仏閣部門
萬福寺(まんぷくじ)
京都府宇治市にあります。普茶料理や、大きな魚の形の開梆(かいぱん)が有名。中華風の建築様式色が強く、見応えありました。福々しい布袋尊と、凛々しい韋駄天が印象的でした。
高山寺(こうさんじ)
京都市右京区にあります。雨の日に行きました。朝早かったので、ほぼ貸切状態で、国宝の石水院の縁側で、雨にけぶる新緑を眺める事が出来ました。山の方へと石段を上がって行くと、小川が参道沿いを流れ、明恵上人が修行された山々の息吹を感じる事が出来ました。
金峯山寺(きんぷせんじ)
奈良県吉野町の吉野山にあります。ここブログ記事には書いていません。10年くらい前に、年に1回か2回は行っていましたが、久しぶりに金峯山寺にお参りしました。秘仏ご本尊のご開帳時に行った事はないのですが、迫力ある国宝の蔵王堂の隅に、大きな木造の蔵王権現像があります。修験道の役行者が吉野で感得した仏様とのことで、憤怒の形相ながら、豪放磊落というのかな、ガハハ任しとけ!な印象で、好きなんですよね。久しぶりに拝仏出来て、とても嬉しかったです。
☆神社部門
若宮神社
福岡県糟屋郡新宮町の相島にあります。相島は猫島として有名で、勿論、主人と私もネコ目当てで行きました。フェリー波止場近くにある小さな神社で、相島の総鎮守。白キジの猫さんが近づいて来たので、その子について行くと、この神社に辿り着きました。その子は鳥居の中には入って来ず、我々だけで拝殿まで行くと、境内社の天満宮から別のキジネコが飛び出て来て、ゴロゴロスリスリ、人懐こく歓待してくれました。島の方々から大事にされている神社で、普段、海辺の神社に来る機会が少ないので、鳥居から見える青い玄界灘がとても印象に残りました。さっきの白キジ猫が鳥居の外でスタンバイしていて、思わず「君たちは交代制?」とホッコリさせてもらいました。
丹生(にう)川上神社・上社
奈良県東吉野にあります。山の中、清流沿いの神社で、ほかの場所に中社、下社があります。車で神社が見えると思わず「ここ、めっちゃいいやん!」とかなり大きめの独り言を発しました。この日は雨でしたが、境内の木々がいきいきと空へと伸びている様子が印象的でした。個人的には、本殿横の夫婦杉が大迫力でした。
高天彦(たかまひこ)神社
奈良県御所市にあります。ここもブログ記事にはしていません。役行者が修験道の修行をした金剛山の麓にあります。麓ですが市街地よりは高地にあるので、平地の山々や市街地を遠くに臨む位置にあります。静かな集落の中にあり、本数は少ないながら大きな杉木立の参道を抜けると、古色蒼然としたお社が姿を現します。集落の神社といった感じですが、背後の白雲峯が御神体で、相当な古社かと。神秘的な静謐さの中に、人里にある和やかな雰囲気もどこかにあって、田舎育ちの私には妙に懐かしい風景でもあり、強烈に惹きつけられました。こういう神社が現れるので、神社仏閣巡りは面白い!と改めて思う事が出来ました。
しばらくここにいたいな〜離れがたい!と、名残惜しくて、帰る道中、杉木立から何度も何度も神社を振り返りました。
さてさて、今年も拙ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎え下さい!