今朝の外気温はマイナス3度とのことで、さすがに今季で一番寒い出勤となりました。考えうるあったかアイテムを身につけて…。
関東は緊急事態宣言下。京都も、大阪と兵庫と足並み揃えて要請するとのことなので、おそらく来週くらいに何らか動きがありそうですね。
昨年、神社仏閣巡りに行ったものの、まだ記事にしていない所がけっこうあります。
今回はその記事をUPいたします。
コロナ禍がおさまったら、関東や九州、北海道など、遠方にも行きたいですね。
この日は、車で奈良県吉野山の金峯山寺に行きました。
早朝6時に長岡京市を車で出発。
8時頃に、奈良県大淀町の道の駅に到着。
「レストランときん」の朝ごはん。
トースト、ゆでたまご、野菜サラダ、ポテトサラダ、フルーツ、ドリンク。メインは、大和豚のベーコンか、大和豚のローストポークか、どちらか選択。私はローストポークにしました。
このローストポーク、びっくりの美味しさ。噛み締めるとジュワッと大和豚の旨味が溢れ出し、感動しました。
そして野菜サラダにかけるお店オリジナルのドレッシングが、また美味しかったんです。程よい酸味とクリーミーさ。販売してくれないかな。
大満足の朝ごはんで気力充分。ここから吉野山へ。
吉野大橋を渡る。キラキラとした光を反射させる吉野川。
今回、吉野山に登るのはかなり久しぶり。やっぱり景色の良さに癒されます。
吉野山の下千本駐車場に車を停め、歩いて山を登り、金峯山寺(きんぷせんじ)へ向かいます。
歩いている内に暑くなるかもと思い、薄手のジャケットで来たところ、車から外に出た途端、「寒っ!寒い寒いっ!」と思わず言葉を漏らしました。そりゃ山ですもんね。
道路沿いから見える景色が素晴らしかったので、写真を撮ったところ…。
足元の道路の段差に足を取られ、「うおっとぉ」とぬかるみに転倒。膝を打ちギャッと叫び、更にズボンの膝を泥で汚した上に、ちょっと破りました。
やってもうた!
「晴れてるし。絶対ズボン汚したり破いたりせぇへんし」と思ってたのに、トホホ…のっけに汚したし破いたよ…。
ここでちょっと「あーあ」という気持ちになりつつ歩行。山なのでゆるやかな登り坂が続きます。
民家やお土産屋さん、お食事処、宿泊処などが道沿いに出てきました。オフシーズンかつ朝早いということもあり、開いている所は少なく、人の姿はちらほら。春の桜の時期などは押す押すなの大混雑だと思われます。
門が見えて来ました。ここからが金峯山寺の聖域。
金峯山とは、奈良県の吉野山から大峯山に至る一帯の事で、飛鳥時代から聖地とされていました。
鋼の鳥居。発心門とも呼ばれ、ここで修行に入ることを決心するのだそうです。俗世間から浄土への入り口とされているとか。
国宝の仁王門が見えて来ました。
おぉー!という気持ちになります。
仁王門から振り返る。
7世紀後半、修験道の開祖である役行者がこの金峯山で修行し、金剛蔵王権現を祈り出されました。その蔵王権現をお祀りしたのが、この蔵王堂の起こりとされています。
金峯山千日回峰行の行場でもあります。
安土桃山時代に再建された大伽藍。
やはり迫力があります!
正面の扉の中にお祀りされている金剛蔵王権現は、ご開帳時期があり、平常時は扉越しでのご挨拶。
では早速、本堂の中へ。料金を支払うと、お堂の奥に入る事が出来ます。かつて2、3回入った事がありますが、かなり久しぶりなのでワクワクします。
この時は、他に参拝者の姿はなく私1人だけ。しばし蔵王堂貸切とは、朝早くに来た甲斐がありました。ありがたや。
お堂の奥に足を踏み入れると、体感気温が下がりました。急に身体がひんやりとして、ちょっと汗ばむくらいだった私にとっては快適。
廊下を進むと左手に、白い薄手の幕のようなもので覆われた空間がありました。薄い幕の向こうには灯明が二つ揺れていました。聖天さんをお祀りしているようです。薄い幕と灯明のせいか、独特の神秘的な雰囲気が醸し出されていました。昔来た時も不思議な感じだなと思った事を思い出しました。いろんな仏様がいらっしゃるんですね。
さて、反対側の廊下の隅に、木造の蔵王権現がお祀りされています。
大きな体躯で憤怒の形相ながら、ガッハッハッハ!と小さな事を笑い飛ばしてくれるような感じもして、頼もしくもあり、好きなんですよねぇ。
久しぶりに、ゆっくりと木造蔵王権現を拝仏する事が出来て、もう大満足です。
お堂の中には、薬師如来や身代わり不動明王、聖徳太子、役行者もお祀りされていました。
しかしですね。さきほどの転倒のダメージがやっぱり膝にきてまして、座って正座すると激痛。なので大河ドラマ「麒麟がくる」の立膝座りみたいな戦国時代スタイルでお参りしました。
靴を履く時に怪我の具合などをチェックしましたが、痛かったわりには左右とも無傷でホッとしました。もうホントにボーッとしてちゃダメですよね。
しばらくは、主人ネコ男氏が見ているプロレスの録画の音声を聞いていると、「おーーっと!○○が膝を壊しにきたぁ!」「いやー、これはキツいと思いますよ。前回膝をやってますからね」「容赦なく!徹底的に狙う!膝だァーッ!」という感じのMCを聞くと、妙に「わかる。つらいよね」と心の中で、膝をやられているレスラーに共感していました。
おかげさまで、今はもうすっかり痛くもかゆくもなくなりました。
顔出し看板もあり。
天満宮もあり。
金峯山寺の塔頭の一つ。脳天大神。
首から上の守り神だそうです。私のような者は行った方がいいかもしれない。
と思って向かおうとしたところ…。
しかし、450段の階段か。この先から更に更に奥にガッツリと石段があるのね。
…ヨシ今日は膝がアレだからやめとこう!膝がアレだからね!残念残念!行きたいんだけどね!とあっさり諦める。
お手洗い付近にありました。ポケモンここにも出るのか…。お寺も大変だな。
私の不注意によるアクシデント?はありましたが、無事に吉野山に来る事が出来て、国宝の蔵王堂はほぼ貸切状態、木造蔵王権現をゆっくり拝仏出来ただけで、もう万々歳。
さて、金峯山寺を後にし、下千本駐車場へと戻って行きます。
寺宝巡りというのもやっていて、金峯山にある様々なお寺の仏像や宝物が拝観出来るようです。
せっかく吉野山に来たので、吉野水分神社とか行きたいけど、それはまた今度。