四ツ辻まで登って来ました。
文字通り、道がいくつかに分かれています。
こっちが、前回、私が頂上の一の峰まで登った時の道。
こっちが、前回、私が頂上の一の峰まで登った時の道。
三の峰から順番に上がっていくパターン。当時、ここからは参拝者の姿も減って、しばらくずっと一人の道でした。一の峰に近づくにつれてワクワクした気持ちになって、登り切った時は達成感でいっぱいでした。
荒神峰という稲荷山の神蹟のひとつでもあり、田中社もしくは権太夫社と呼ばれるお社。数人の方がお参りに登っていきました。
荒神峰という稲荷山の神蹟のひとつでもあり、田中社もしくは権太夫社と呼ばれるお社。数人の方がお参りに登っていきました。
帰り道に、右手の数段の石段を、ずっと上がったり下りたりしているおじいさんがいました。一瞬、何をされてるんだろうと思ったのですが、お百度参りですね。何をお願いされてるのかな、生きた稲荷信仰の姿を見た気がしました。
この日は、こちらの道を行きます。
これ!この手水!前にも撮ったし書きましたが、写真で見ると怖く見えますが、実際に見るとすごくかっこいい狛狐手水。
好きなあまり、別の角度からも。
石段を下りていきます。三の辻から、来た時とは違うルートを進みます。
ここは行っとかないと、というところがありまして。
足腰守護のお社で、ここは別で社務所があります。昔、行者さんが勧請されたお社だそうで、今は明竹稲荷社とあわせてお祀りされているそうな。
ここも文字通りの足腰守護。実生活はもちろん、神社仏閣巡りには山道や石段登りも多いですしね。大事大事。
腰神さんを出て、「いつも伏見稲荷に来ると猫が出てきてくれたんだけどな。さすがに朝早めやから、いないんやな」と思った数秒後、ニャーンと可愛らしい声がして、周りを見回すと…
お塚の屋根の上に、いました!猫ちゃん。
そんなとこにいて怒られないのかと一瞬思いましたが、ここは伏見稲荷、案外、お狐様が猫に化けてくれたのかも。
屋根上の猫写真を撮っていると、足元に別の猫ちゃんが近づいて来ました。
人馴れしていて、私の足に体をすりつけた後、こちらを振り返って「よう見とき」と言わんばかりに…
ヨイショと体の向きを変えようとしています。
「ヨシ、決まったで!はよ写真撮り!」と言わんがばかりの泰然さ。
手前の鳥居と奥の屋根上、ダブル猫ちゃん。
この子は一昨年に来た時に、別の猫を撮影中にスリスリしに来てくれた人懐こい子です。
元気そうで良かった。
荒木社の境内に、腰痛に霊験あらたかな足利稲荷大明神。知りませんでした。こちらの灯籠に謂れがあるんですね。
稲荷山を下りるにつれ、参道沿いに民家やお店がちらほらと現れ始めます。
だいぶ下りて来ました。
お産場稲荷社。
名前の通り、子宝や安産にご利益があるそうです。
昔、稲荷大神の眷属である狐の夫婦が子を産み育てたと伝えられている場所。
ちょっとこんもりした台地の上に祠が祀られています。周囲には12個の狐穴があります。写真の賽銭箱の石壁の下の方に、小さな穴があります。これが狐穴。
1月から12月まで、全部で12個の狐穴があり、子どもの出産予定月の狐穴に向かってお祈りをすると、安産になるそうです。
そして、稲荷山で願った祈りが、産まれて来る場所とも言われています。
伏見稲荷大社摂社の大八嶋社。
社殿はなく、磐境をもって禁足地とされています。
昔、荒神峰にお祀りされていた地主神を遷座したと伝えられています。
大八嶋社を抜けていくと、最初の本殿があるエリアへ通じています。下りてきたのは10時前くらい。この時間になるとそこそこの人出があり、賑わいがありました。
伏見稲荷狐の舞。あんこ入りカステラ饅頭。
お饅頭の狐の顔がキツめですが、お味は美味しかったです。
次回は、また一の峰まで登拝したいなと思います。