yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

吉田神社 後編

登って行くと、斎場所 大元宮がありました。
元々は、ここが吉田神社の中心だったようです。

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大きな鳥居の脇に、桜が咲いていました。

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変わった建物だなー。
屋根の上の千木も独特。吉田神道ならではの祭祀場ですね。建物の周りを取り囲む赤い小祠は、全国の神様をお祀りしているのだとか。

普段はここから眺めるだけですが、日によっては、ここから中に入って参拝可能。

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吉田山の上へ登って行きます。

野鳥がたくさんいて、あちこちを飛び交い、ピヨピヨ囀っていました。

稲荷社前から真如堂へと通じる坂。なかなか風情があります。

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竹中稲荷社に到着。

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民家に沿って200メートルほどの細長い参道を行きます。
桜がちらほら咲き始め。

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近づいてきました。

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竹中稲荷社。天長年間には既にお社があったといい、隆盛を極めていた稲荷社だそうです。在原業平が傍に居を構えたこともあるとか。在原業平といえば高貴なプレイボーイ歌人というイメージがあり、「都のど真ん中でブイブイ言わせてそうなイメージやけどな。東京の青山にあるタワマンとか。なんで吉田山なんやろ」とちょっと思ったりしました。それほどここが賑わっていたということなのでしょうか。

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境内の様子。舞殿もありました。

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お隣の天満宮

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お天気も良く、ポカポカ陽気を通り越して暑いくらい。
吉田山の麓には保育園があって、そこの子たちかな?先生に引率された可愛い3歳前後の子達が、たくさん吉田山に遊びに来ていました。

すごくいい子たちで、すれ違う時にはキラキラした瞳でこちらを見上げて「こんにちはっ」「さくらがさいてるの」とご挨拶してくれて、めちゃくちゃ癒されました。
あちらこちらから子どもたちの笑い声が響き、それを竹中稲荷の境内で聞いていると、「あ〜いいな。春ですなぁ」とほんわかしあわせな心地になりました。

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竹中稲荷の奥にある、竹剱稲荷社。
手前左右の狛狐さんの足元に小狐がじゃれついていていました。

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公園を抜けて行きます。可愛い桜が咲いていました。

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吉田山の里山再生。市街地が見えます。

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吉田山を降りて来ました。
さて、ここも来てみたかった境内社。菓祖神社。
ご祭神は田道間守命(たぢまもりのみこと)と、林浄因命(はやしじょういんのみこと)。

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ちょうど、お散歩中の子供たちとここでも行き合いました。みんな、先生の指導でペチペチと柏手を打ったあと、「できたー」「こわいー」「こわくないよ」等口々にキャッキャ笑いながら楽しそうに走って来ました。
先生方と会釈して、さて参拝。

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果物の祖と言われる橘を日本に持ち帰ったとされる田道間守命と、日本で初めて饅頭をつくったとされる林浄因命の2神を菓子の祖神としてお祀りしています。
京都をはじめ、多くの菓子業界の方々から信仰を集めているそうです。

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左側に橘の木が。ちっちゃい実が沢山なっていました!

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子どもたちの「ねこいた!」「ねこ、ねこ!」という声を背後に聞き、えっどこどこ?と振り返るものの、わたしには見つけられず。
それにしても、山頂の公園にも子どもたちがいるし、山腹にも沢山来ているし、吉田山が子どもの笑い声に包まれている中の参拝で、なかなか楽しかったです。

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久しぶりの吉田神社、なんだか謎が多くて、ミステリアスな神社だなーと思いました。
続く!