けっこう前に、京都北部へ行きました。
西国札所のお寺巡りです。
下書きに書いたまんま、アップするのを忘れていました。いやはや。
その日、午前7時に長岡京市を主人ネコ男氏と出立。
ここで余談ですが、6時45分になっても、ネコ男氏が起きてきませんでした。
昨年のいつだったか、出かける日に私は大寝坊をした事があり、ハッと気がついたら11時でした(笑)。慌てて飛び起きて下の部屋に行くと、ネコ男氏がニヤニヤしながらテレビを見ていました。
「起こしてくれたら良かったのに」と言ったところ、「休みの日の寝坊は起こさない。それはオマエが眠りたいということだ。それが俺のポリシー」と、分かるような、よく分からないような事を言ってました。
この日も前夜に「明日、7時出発やからな。オマエは寝坊の前科があるから気をつけろよ。くひひひ」とネコ男氏は忍び笑っていました。
恐る恐る上階の寝室に近づくと、大きないびき。ほっといたらこのまま寝ること必至。
どうしようかな。ネコ男氏のポリシーに従って起こさず、バツが悪そうに起きてくるのを見て「休みの日は起こさないのが私の美学なんで」と言うか。
まぁいいや。起こしてみよう。
私が声をかけると、ネコ男氏はビックリしたような顔で起床し、「へ、へへ…」という何かを誤魔化すかのような笑いを浮かべながら、出かける用意を始めました。
というわけで、まずは宮津市へ。
宮津まで来るのは久しぶりで、日本海が見えてくると、やっぱり「おぉ〜、海!」と声が上がります。普段、海を見る機会がほとんどない地域に住んでいるので、非日常感がたかまります。
車で山の上へと、どんどん上がって行きます。
西国札所のお寺って、山中とか山の上にある所が多い気がします。
急な坂道や細い道も多く、昔の人は、ようこんな上まで歩いて上がらはったもんやわ、とビックリします。だからこそ一回のお参りの重みが違うのかもですね。
標高569メートルの鼓ヶ岳の頂上より少し下あたりに、お寺の駐車場があります。
いざ、西国三十三所第二十八番、成相寺(なりあいじ)へ。
こちらは巡礼堂。
表参道の石段。
我々は脇の駐車場からやってきたので、石段がどこから始まっているのかはわかりませんが、おそらく下の山門から続いているかと。多くの人が車で来るので、山門をくぐる参拝者はほとんどいないそうです。
本堂が見えてきました。
成相寺は、慶雲元年(704年)に、真応上人によって開山され、文武天皇の勅願寺となったといわれています。
本堂。かなり古いですねー。
安永3年(1774年)に再建されたもの。
本尊は木造の聖観世音菩薩(聖観音)。平安期のもので、秘仏なので厨子の中におられます。
元々は、今よりも山の上の方にお寺がありましたが、応永7年(1400年)に起きた山崩れによって現在地に移転。
本堂内には、左甚五郎の作といわれる「真向(まむき)の龍」の彫刻がありました。確かに真正面を向いた龍が刻まれていました。雨乞いの際に製作を依頼したそうです。
鎮守である熊野権現社。
さて、お寺を後にし、車で鼓ヶ岳山頂のパノラマ展望所へ。
宮津湾と天橋立。
iPhoneで初めてパノラマ撮影を使いました(笑)
天橋立アップ。
いつか歩いてみたいな〜。
続く!