早朝5時40分頃に貸し切り風呂「白雪」に入りました。空気は冷えていて、向こうの山から靄が立ち込めています。
6時になり夜が明けました。たった15分でかなり変わりますね。
宿の朝食ビュッフェ。
飛騨地方の名物が沢山用意されていました。
漬物を鉄板で焼いて卵でとじた漬物ステーキ、鶏肉と野菜を味噌だれで炒めた鶏(けい)ちゃん、朴葉味噌などなど。
みたらし団子がちっちゃくて可愛かったです。
宿を後にし、郡上市の白鳥高原方面へ。
道中、紅葉に包まれた集落や別荘地帯、山々の中を走り、秋の風情を満喫。
目的地まで、うねうねと曲がる山道を登ったり下がったり、かなり山深いところまで走りました。白山歴史街道という道でした。
高山から約2時間後、白鳥町にある白山中居(はくさんちゅうきょ)神社に到着。
ずっと新潟の白山神社や、石川の白山比咩神社に行きたいなと思っているのですが、なかなか機会がありません。
なので今回の旅で、白山登拝への岐阜からのルートとされる美濃禅定道の中継地点にあたるこちらの神社には、是非来てみたかったのでした。
美濃禅定道は、このあと向かう長滝白山神社から、白山中居神社を経て、白山へと向かっている歴史ある道。今は車で来ることが出来ますが、当時は大変だっただろうと思います。
前置きが長くなりました。
白山中居神社に着いた!という事で、私はもうウッキウキです。
最初の鳥居から中に入ると、なんだか別世界というか、即座に「今回ここに来て大正解!!」と飛び上がりそうでした。
参道に大樹が並んでいます。
通るだけでワクワクしますねぇ。
4本くらいの木が一つになっていました。すごいです。
木の参道の途中にある境内社。おそらく祓戸社ではないかと。
大きな岩の向こうは下りの石段。
振り返ったところ。木々が優しく見守るかのように立っています。
朝日添川にかかる橋。
ここで先客の参拝者さん一人とすれ違っただけで、他にひと気はありませんでした。
山の紅葉と川の景色。
この橋の上がとても気持ちよくて、せせらぎを聞き風を感じながら、数分ぼーっと眺めていました。
橋を渡り石段を登ったところに、3本が連なるような木がどかーんと。
この神社は、このように木が何本も根元でくっついて大きく成長しているものが沢山あったような気がします。
お社が見えてきました。
手水舎には植物が生けられていて、清々しい。
冬の真っ白な雪に包まれた景色も素晴らしいんだろうなぁ。
大宮殿。拝殿にあたるのだと思います。
御祭神は菊理媛大神。
須賀社。
金運招福の玉だそうです。
境内の御神木が寿命を終える際に、胎内から分身として生まれた石とのこと。
御本殿と磐座?
御本殿へは石段を上がり、近くで参拝する事が出来ます。
細部に至る彫刻は美しく、青々とした葉との対比もあり、重厚でありながら気高く清らかな印象を受けました。
御本殿のあたりをうろうろしていると、後ろの方にまたすごい大樹が聳え立っていました。
御本殿左手の西相殿には、二柱の神様が合祀されています。
境内を見下ろしたところ。
なんだかもっとここに居たいなと思いつつ、元来た道を戻ります。
橋を渡って…。
木に囲まれた参道を抜けて行きました。
境内にいる間、お天気の良さと紅葉もあり、とにかく清々しく、澄みきった水で行水したような心地でした。素晴らしかったです。山奥ですが、是非また再訪したい神社でした。
さて、同じく美濃禅定道の長滝白山神社へ。