yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

染殿院

本日からGW明けスタート。

スタートと言いつつ後半休申請していたので、正午過ぎに職場を後にし、市バスで四条河原町に到着。普段はここから阪急電車に乗って帰るんですけど、今日は烏丸までさくっと散策。
四条通りに面した寺町通りの角に、林万昌堂という甘栗屋さんがあります。その前を通り過ぎようとした時に、ふと奥の方に提灯の灯りが見えました。
そういえば、ここってお店の奥にお寺があるんだっけ。さすが寺町通りという名前だけはあるな。とふんわり思い出し、行ってみました。
お店の中をスーッと通り抜ける感じなので、「い、いいのかな」と思いましたが、お店の方は特に気に留めるご様子ではなく、私の鼻腔には甘栗の香ばしくも甘やかな香りが広がり、ちょっと幸せな気持ちになりました。
染殿院。秘仏である地蔵菩薩をお祀りし、安産にご利益があります。


こちらは由緒書。詳しくビッシリ書かれています。

ほぉほぉ、空海さんが開祖なのね。元々は四条京極の釈迦堂と呼ばれてたのね、というあたりザッと目を通し、お堂の方へ。

右奥の細い通路は、新京極通りからの出入り口。子どもの時からよく通るのに、ここに入ったのは初めて。

京都一の繁華街と言ってもよい場所の一画に、切り取られたように残るお堂は、こころなしか異空間ぽいというか、京都ってこういう街やんな、と再認識するものがありました。

ご本尊の地蔵菩薩は半世紀に一度だけのご開帳なのだそうです。ご開帳に偶然居合わせる事が出来た方は、相当ラッキーですね。

お堂の中には、安産祈願のお守りや腹帯などが用意されていました。奉納された絵馬も多く、女性の信仰を集めているお地蔵様なのですね。

ちなみに、お堂の中に、小サイズのペットボトルのお茶と、生のピーマン1個をセットして、小さな三宝に載せて奉納されているものがいくつかありました。
思わず「ピーマン…?」と呟いて凝視してしまいました。珍しい奉納品だな。しかもいくつもある。いっぱい収穫出来たのかな。等々、いろいろ思いながらお堂を後にしました。

入ってきたところ。向こうの通りが四条通り。 
万昌堂さんの栗いいな〜と思いつつ、寺町通りに抜けました。
続く!