yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

国宝展とようかいけむり

6日金曜日に風邪をひき、結果、珍しく高めの熱(私としては)が出たが、8日日曜日の朝に、平熱に戻った。
世間は一応三連休真っ最中である。初日を寝込んで終わった我々だが、突然のネコ男氏の鶴の一声が部屋に響いた。
「よし!今から国宝見に行くぞ」

というわけで、病み上がりのウスラボンヤリした頭のまま、車にて東山七条へ。
京都国立博物館にて、40年ぶりぐらいに、国宝展が開催中なのだ。
七条通りのコインパーキングに車を停め、いざ博物館へ。
予想通り、オニのように混んでいる。連休の晴天の日曜日、当然ながら当然だ。
門の外に行列。ここから展覧会入場まで、約70分待ち。停滞ではなく少しずつ動くので、ストレスは少なめ。

なんとかチケットを買い、誘導されるまま、会場であるモダンな平成知新舘から伸びた行列の最後尾、少し離れた煉瓦造りの明治古都館の外周に沿った列に並ぶ。
ジリジリと焼け付くような日差し。

徐々に平成知新舘に近づいてきた。
博物館キャラクターのトラりんがお出迎え。なぜか雲竜型の土俵入りを披露(笑)

トラりんに和みつつ、館内に入場。
最終的に、80分待ちで国宝展の最初のコーナーにたどり着いた。

見るもの全てが国宝。
いずれも素晴らしいわけだが、私が特に感銘を受けたのは、一番最初の展示室に、どかーん!と鎮座していた縄文時代の火焔型土器であった。教科書に載ってるアレだ。
正直、ノーマークだったのだが、実物の予想外の大きさ、土っぽさゆえのクッキーぽさ(土器だから当たり前)、そして装飾部の原始的な、有無を言わさぬ「これでええんや!」という造形。
地面掘ってて、これが出てきたら、大興奮間違いなし。

そして、風神雷神図、雪舟などなどなど…挙げだしたらきりがない。とにかく堪能。
中は、人が多くあまりじっくりは見ることが出来ないけども、芋の子を洗うほど混んでいるわけではなかった。
展示は4期に分けて入れ替わって出展されるので、また来るのもいいかも。

外に出ると、まだまだ行列が並んでいる。


正門。明治の建築ですね。

正面から明治古都館を臨む。


職場の同僚さんが、「ようかいけむり」をくれた。
見たことないしやったことない、と言っていたところ、駄菓子屋さんに行ったついでに買ってきてくれたのだ。


パラフィン紙を剥がして、赤いところに塗ってあるネチョネチョした部分を人差し指につけて、親指と人差し指を付けたり離したりすると、煙のようなものが出る。

よーく見ると、煙というか、極細の繊維?みたいなものが発生して宙を舞う。おもしろい。

本日の夕刻。このところ雨続きだ。つかの間の青い空。