yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

妙心寺三門

快晴。
午後、介護施設にいる母を連れて、リハビリ入院中の父のお見舞いへ。
母は父の病室でゆっくり過ごしてもらい、ネコ男氏と私は昼食がてら、界隈を散策。
右京区の小さな通りをうろうろ。ところどころ京町家や古いお屋敷も多く、見慣れぬ道は新鮮。

「ラーメン親爺」。渋さがたまらない外観。昔からあります。

中はカウンターとテーブル席あり。ラーメンは醤油味で、あっさりしているのにコクがある。これは定期的に食べたくなる味!

近くにある妙心寺へ。


臨済宗妙心寺派大本山。約10万坪の境内には46もの塔頭寺院が立ち並ぶ、京都最大の禅寺だ。
その中で、普段は一般公開されない、三門の特別公開に入ってみる。


チケットを購入し、楼上への階段を上る。傾斜はかなり急。ヨイショ!ヨイショッ!


楼上の欄干に到着。鳥よけ?のネットあり。


この木組みが凄く凝ってる。どう組んであるんだろう。


七堂伽藍を一望する楼上からの眺め。

順番に楼上の中へ。係員の説明を聞くのだ。
中は暗く、小さな優しい明かりがところどころ灯り、幻想的な空間になっている。

通常時は密閉されている。なので保存状態がよく、色彩が美しく残されている。創建から400年経った今も、まだ一度も修復などは行われていない。
中には、観音菩薩十六羅漢が祀られている。天井には楽器や天女(大竹しのぶ&美空ひばりに似ているそうです)や見事な飛龍図。柱や梁にも、所狭しと絵が描かれている。

壁面や梁に描かれている海の波模様は、インド洋の波。極彩色ということもあり、なんだか、個人的には日本ではない、大陸のシルクロードよりのどこかにいるような心地。
やー。なんだか落ち着く。

広大な妙心寺境内をもっと探索したかったが、そろそろ母を施設に連れて帰らねばならぬ。
また今度ゆっくりリベンジしたい。