yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

北摂地震

今朝、北摂で大きな地震が発生した。
私の職場は、北摂である。
最寄りの大阪モノレールの駅に、少し早く着き、構内にあるバーカウンターのような椅子に座り、缶コーヒーを飲んでいたところ…。
グワン、と揺れたかと思うと、すぐにゴゴゴゴゴ…という地鳴りのような音と共に、大きな横揺れ。直下型らしく、地震のあとに、鳴り響くスマートフォンの警報。
「ぎゃっ」と小さく叫び声が出た。気がつけば真横に吹っ飛ばされ、床にゴロゴロ転がっていた。駅の建物がミシミシッときしみ、天井から何かがパラパラと落ちる音。
「これは死ぬかも」と生まれて初めて思った。

揺れが収まり、ホームから大急ぎで駆け上がってくる人たちを、床に転がったまま見た。すぐ近くにおじいさんがいて、助けなきゃと思ったものの、身体が動かなかった。(ちなみにおじいさんは、床に転がった私を見たあと、かなり俊敏な動きで走って外に避難されたので、それはそれでヨカッタ(笑))

私も身を起こし、とりあえず駅の外に避難。
そのまま大阪モノレールは運行停止。仕方なく職場に向かう。私の職場は古い大きな建物なのだが、ひびが入ったり、ものも散乱し、なかなか惨憺たるものだった。

出勤出来た上司と同僚たちだけで、ヘルメット着用で被害状況を写真撮影し、何度も起きる小さな余震に怯えながら、片付け開始。とりあえず散乱した書類などを段ボールに詰めて行く。
台車で書類などを運びながらも、まだ夢の中にいるような感覚であった。
月並だが、自然の圧倒的な力の前で、もう私たちは呆然としてしまう。

午後を過ぎ、様子を見ながら、とりあえず帰途につくことにした。しかし、電車もモノレールも止まっていて、なす術なし。いざとなったら歩いて京都まで向かうしかない。
しかし、高槻在住の同僚さんのお父様のお迎えの車に、有り難く同乗させていただいた。
車から街を見ると、茨木あたりは瓦屋根が落ちていたりするものの、車もバイクも走っているし、臨時休業は多いが、日常の風景とあまりかわりはない。

高槻で降ろしていただき、国道171号線を京都方面へ歩き出す。職場でくんできた氷水をリュックの中に入れて、歩くこと20分後くらいに、先に帰宅した主人ネコ男氏より「いま着いた。車で迎えに行ってやる」との有難い連絡。
ちなみにネコ男氏は、阪急の冨田駅で地震にあい、そこからひたすら徒歩で長岡京市に向かった。クタクタである。

今回、家族や友人知人らとの安否確認に、LINEが大活躍でした。
うーむ。明日出勤出来るのかな。片付けがおそろしい。しかし、とりあえず無事で良かったです。