土曜日、知人の展覧会を見に行くため、久しぶりに市内の出町柳へ。
鴨川と高野川が合流する場所。鴨川デルタ。
亀形の飛び石を渡ってみます。
こんな感じ。けっこう水量があり、ハマったら寒いだろうな〜。
京阪の出町柳駅からすぐの所にあるレトロアパートメントの一室が会場。
玄関です。とても綺麗にされています。
実際に住まれている方もいらっしゃり、非常に人気の高いレトロアパートです。磨りガラスの感じがたまりません。
いいなぁ。住んでみたい!
二階に上がると、開催中の部屋にDMが貼られていました。ここです。
扉の向こうは、そう広くはない空間に、複数の作家さんが合同で作品を展示。
戸を開けた瞬間にアロマの良い香りが広がり、とても素敵な空間になってました。知人の作品を堪能し、なんだか文化的なものに触れた気持ちになれました!
玄関口まで送ってくれる途中、窓から見える風景を見せてくれました。
うわー、こういうお屋敷で暮らしてみたい。
暑い、寒いとか、色々大変だと思いますが、やっぱり私の中では憧れです。
さて、再び鴨川デルタを横目に見ながら、橋を渡ります。
真横に広がる糺(ただす)の森にある下鴨神社へ行きたかったのですが、また今度。
「出町柳まで行くんやったら、"ふたば"の豆餅買うてこい」と言われていたので、出町商店街の方へ向かいました。
途中、出町柳橋の西詰めにある妙音弁財天に立ち寄りました。「お寺か神社があるな」と昔から思ってましたが、初めて来ました。
鳥居があるので神社?と思いましたが、由緒書に「ご本尊」とあるので仏閣。相国寺に関係しているお寺。神仏習合ですね。
中に入ると、左右の御神木の向こうに本堂がありました。
御本尊は、青龍妙音弁財天。
平安京を守護する四神、青龍に当たるのだそうです。
弁天様なので、音楽や芸能にもご利益があるそうです。これは是非お願いしたい!
参拝しようと、本堂の中のご本尊に目をやると、双頭?なのか頭と尾なのか?分かりませんでしたが、とぐろを巻いた蛇が鎌首をこちらに向けているのでした。
由緒書には、ご本尊は弁財天様の絵であるとされているので、え?こちらが弁財天様?とはてなマークが飛び交いました。
海外からの観光の方々が、地元のガイドさんの説明を聞きながら、入ってこられていたので、声には出さず心の中で「あれ?巳さん(みーさん)やん」と、思わずガン見させてもらいました。
しかし弁天様と蛇がセットになっている事は多々あるので、どういうことかな?と思いつつ本堂周りをぐるり。
蛇の絵が飾られています。蛇の瓦もありました。
本堂の後ろに六角堂がありました。
後で分かったのですが、こちらの中にご本尊の弁財天様の絵があるそうです。手前の本堂の蛇は、弁財天様のお使いなのですね。
「どうぞ笛方さんとうまく合わせられますように〜」と拝ませてもらいました。
境内の奥には、豊川稲荷のお社がありました。伏見稲荷からの勧請はよく見ますが、豊川稲荷はあまり見かけないので、珍しいな〜と思いました。
ちなみに、本堂前には見事な生花がいけられていて、見応えありました。なかなか興味をそそるお寺です!
さて、道路の向こうに「ふたば」が見えます。予想の範囲内の大行列。まるで磁石に吸い寄せられるかのように、次々と人々が並んで行きます。
あ、こりゃムリ(並びたくない)。
私は3秒くらいでアッサリ豆餅を諦め、そのまま出町柳商店街へ。
距離的には短い商店街ですが、活気があります。
出町座というミニシアターが出来ていました。噂には聞いていましたが、初めて見ました。
オサレなカフェもある模様。
いつか入ってみたい。
出町座の隣にある古書店にてお宝探し。
私は書籍に携わる仕事をしているので、基本的に本屋や古書店を見ると、ホームグラウンドに来たみたいで、ホッとします。
商店街のガヤガヤ、ゆるい音楽、本の匂いに包まれながら、敬愛する高橋葉介氏の本を手に取ったとき、「こういうの、しあわせやな〜」と思いました。
商店街には、道路への飛び出しを防ぐ「飛び出し坊や」看板の創作バージョンが。何かのキャラクター?
さて、再び鴨川を渡ります。右手の森は、下鴨神社の糺の森の一部。
久しぶりに出町柳界隈をうろうろし、色々懐かしかったです。残念だったのは、大好きなベーカリー「柳月堂」でクリームチーズくるみパンを買うつもりだったのが、定休日だったことかな。
またゆっくり行きたいと思います。