yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

冬の白沙村荘

師走らしい気温の低さ。このところ暖かめだったので、「うー、キタキタ!」というところだ。

午前中、長岡天神を発ち、百万遍を経由し、銀閣寺方面へ。久しぶりのルートだ。K大に出勤してきた時期は毎日乗っていたバスのルート。車窓から移り行く街の様子を観察。
銀閣寺道でバスを下車。京都でも屈指の観光地だ。下りる人は多く、みんな、銀閣寺へ歩いてゆく。
私は、「橋本関雪記念館、白沙村荘」へ。日本画家、橋本関雪の邸宅で、水田を埋め立てて作られた。関雪の美意識が随所に反映された国の名勝。
ここで、演奏仲間の笛のおさらい会があるのだ。

「ノアノア」というレストラン。開店前。橋本関雪の洋館。


趣溢れる門。


受付を抜けると、日本庭園が広がる。ブルーシートは、庭師さんが作業をされている為。


紅葉の季節は過ぎたので、人もまばら。まるで独り占めしているかのような風景。


仲間のおさらい会が行われる存古楼。橋本関雪が大作を制作する際に使われていた大画室。こんなところで演奏できたら、気持ちいいだろうなぁ。羨ましい!


瑞月池畔にある如舫亭から茶室、憩寂庵を臨む。


柿が成ってました。


茶室の畳に散り紅葉。


銀杏の絨毯。


苔生す石仏。


橋本関雪記念館二階のテラスから、東山を臨む。奥の山は、夏に山焼きが行われる大文字山


薮羅漢。


立ち入り禁止区域の門前にあった、羊、山羊?腰掛けたくなる可愛さ。


右手の建物が記念館。

橋本関雪の作品や、特別展が展示されている。今日は、隠岐の島から来られた若い陶芸家さんが器を展示されてました。ここで作家さんが撮影した隠岐の島のスナップを見せていただいたり、お話を伺ったりで、30分ほど滞在。秋から冬の支度に入った自然豊かな海と山の風景の写真だそうで、見てから、作品を見ると、背景が浮かんでより味わい深い。
おさらい会の開始時刻よりかなり早めに着いてしまったので、そういう意味でも助かりました。

おさらい会には、他の仲間も数人来ていて、一緒に拝聴。とても綺麗な笛の音で、また私たちも刺激を頂戴した。

祇園に戻りお昼ご飯を食べに行く仲間らと別れて、徒歩で出町柳へ。久しぶりの界隈、ゆっくり散歩しながら向かう。
途中、昔よくふらっと入った「セカンドハウス 銀閣寺店」にてランチ。


ポテトとたらこのピザ。珈琲も。


K大のある百万遍界隈は、「ここのコンビーフ焼き飯、絶品だったな」「龍門の辛いラーメン、美味しかった」「うわー、サブウェイ無くなってる」等々と懐かしく(ほぼグルメ探訪的な…)、当時の同僚さんたちお元気だろうか、と思いを馳せる。
出町柳から京阪電車に揺られ、祇園四条へ。
三年の修復を終え、再びその姿を現した南座のまねき。これを見ると「京都の師走やな」とじわりとくる。


「原了郭」本店で、限定ポーチ入り黒七味をゲットし、四条大橋へ。東華菜館がやっぱりフォトジェニック。


鴨川より南を臨む。


京都マルイ前にて、人間銅像パフォーマンス。
ピクリとも動かない。どう見ても銅像だ。お見事。


久しぶりの高島屋デパ地下にて、「出町ふたば」の豆餅を買う。帰宅後、もちもち美味しくいただきました!


と、外出を満喫したところで…こちらもお稽古せねば危ない危ない。