yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

スノーワルツ

京都芸術センターの階段の踊り場のガラス。


朝から、雪が降ったり止んだり。
前田珈琲でひといき。


買い物を済ませ、夕闇を北上。


途中、大正チックな雰囲気の、あんま・鍼灸医院前で足を止め、パンフレットを読むと、タイミングよく、医院の方が外出から帰ってこられた所で「どうぞ」とお店の扉を開けてくださった。
いくら私でも、通りすがりに「ちょっと、鍼打ってもらうか」という気概はなかったので、「やー。また今度」と、パンフレットだけを貰ってきた。


御池の寺町通り。さらに北上。


「ミスリム」に到着。


雪が降っているので「スノーワルツ」を注文。バナナシフォンケーキも。

今日のティーカップも、素敵ですね。
夜の雪を眺めながら、飲む紅茶は、心と体の奥の方に、じんわりと、暖かくしみこみ、美味しゅうございました。癒されました。

同じ時間帯に、友人が二階の席にいたことが、後になって判明。なんという偶然!



帰途、原付ねこじゃ号、ガス欠で停止。
ウスラぼんやりしていて、ガソリンメーターがゼロになっていることに、気づかなかった。私は阿呆だ。
停止したのは、すでに、ガソリンスタンドから遠く離れた住宅街の中である。
ここから、我が家までは、徒歩で約30分ほどだろうか。ゆるやかな上り坂が続き、住宅地を抜けると田園地帯になり、街灯もほとんどないような道だ。
というわけで、降りしきる雪の中、押して歩く。

原付を押して、長く続くゆるやかな上り坂を歩くのは、苦行。
寒いのに、汗ばんでくる。汗ばんでくるのに、寒い。
田園地帯に入ると、周りは闇に包まれ、遠くの民家の灯りが、雪の向こうにぼんやりと浮かび上がって見える。
このときの寂寥感は、なかなかのもの。
絶対、ガソリンのメーターだけは、おろそかにしてはならない。改めて心に決めた。
途中、分かれ道にさしかかり、私は迷った。
我が家へ続く、遠回りだがゆるやかな坂道を取るか、心臓破りの坂が待ち受ける近道を取るか。
早く帰りたい一心で、後者を選んだ。
前方のハンドルと、後方の車体を持ち、押し上げる。息が切れる。
汗だくになり、我が家に到着。
終わったー。
ホッとしたのも束の間、明日、ここから一番近いガソリンスタンドまで、40分くらいかけて、押して行かねばならぬことに気づいた。
嗚呼!どこでもドアが欲しい。