yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

キュウリがない!

数日前から、スーパーに行く度に、キュウリが欠品状態。漬物と冷麺の具材用に欲しいのに。

というわけで用事がてら、西京区の実家界隈の無人販売ならばキュウリがあるのではないかと思い立ち、主人ネコ男氏と行ってみました。

f:id:yukix03:20210822232819j:plain

途中、山裾にあるお豆腐屋さんに寄り道。ここの分厚いお揚げさん、スーパーの売り場に並んでいるのでたまに買うのですが、お揚げさんの存在感がすごくて、美味しいです。
今まで通り過ぎてましたが、直売所に入店。

f:id:yukix03:20210822232833j:plain

店内は感染対策で、1組か2組の入場制限。幸い待つ事なく入りました。豆乳アイスやお菓子などもありました。奥の方には各種お豆腐やおから、そしてお揚げさんやひろうすなどがズラリ。
お豆腐は色んな種類があり、「うわ。これ美味しいんやろな〜」と呟きながら物色。

f:id:yukix03:20210822232902j:plain

寄せ豆腐。ひろうす。そして直売所ならではの訳ありのお得なお揚げさん。ちょっとキズが入ってるようですが、自宅用なのでぜーーんぜんノープロブレム。喜んでカゴの中へ。
寄せ豆腐は夜に冷奴として、刻みネギとかつおぶし、醤油をたらして頂きました。柔らかすぎず、濃厚で美味しいです!

さてキュウリ探しの旅再開。
私の知るいくつかの無人野菜販売ポイントに向かうものの、見事にキュウリだけなし。茄子はいっぱいあるのに。何故に。やはり大雨の影響でしょうか。
うむむ…しかしキュウリのない冷麺はちょっとなぁ。
というわけで、本気で売ってそうなポイントをいくつか巡ります。

「柿ロード」と私が勝手に呼んでいる、農園の野菜販売所が道の左右に連なっているエリアがあります。
後で調べたところ、「柿街道」と呼ばれているそうですね。
富有柿の柿園が沢山立ち並んでおり、シーズンになるとオレンジ色のツヤツヤした柿がざるに盛られて、販売されています。
実家時代は、京都市街地への通り道として、原付で柿ロードをたまに走っては「へー。めっちゃいっぱいあるわ」とチラ見していました。

柿シーズン以外は野菜などを並べていたので、あそこならばあるのではないかと思い、柿ロードにやって来ました。
途中にある卵直売店。ここにも入って見ましたが、残念ながらキュウリはなし。ツヤツヤの茄子が売られていたので、茄子好きとしては財布の紐が緩みそうなところ。

f:id:yukix03:20210822233047j:plain

さて、後続車がいないことをいい事に、農園の軒先にある野菜販売所に通りかかっては減速し、窓から野菜をチェック。
ない。ない。どこにもない。
「キュウリ…キュウリがないよぉ」
と諦めかけたそのとき、かなり高齢なおじいさんがビーチチェア的なものに寝そべるかのような姿勢で、のんびりテレビ中継を見ている農園の小屋の軒先に、緑色のものがチラッと見えました。
待て待て焦るな。
モロヘイヤかもしれん。高い確率で間違う万願寺とうがらしかもしれない!
「どうやッ?」運転席から主人がベテラン刑事のような声音で聞いてくる。私は近視の目にグググと力を入れて、緑色を注視。
「…ありです!たぶん!」
「よし、回り込むぞ!」
主人は車を止めやすい場所まで走らせ、「俺は待ってる。頼むぞ!」と私に全権を委任。私はすかさず車から飛び出て、おじいさんが寝そべっていた小屋までダッシュ。ジム通い始めた成果がまさかこんな形で発揮されようとは。

小屋の前に回り込むと、それは確かに大きなキュウリ2本がざるに入ったものでした。それがラスト1つ。ラッキー!
「すみません」と呼びかけると、テレビを見ていたおじいさんは「オッ」と声を上げて振り返り、「ハイハイ」とやって来てくれました。
私は1盛100円のキュウリを握りしめ「これッ、ください」とおじいさんに代金を手渡しお礼を言い、ダッシュで車に戻りました。なんでキュウリ握りしめてダッシュしてるんだろうと思いながら。

車に戻ると「どうや!?」と主人。私はフフッと微笑みながら車に戻り、キュウリを見せました。「でかした!」
かくしてキュウリを柿ロードでゲットし、自宅で無事に冷麺を作りました。なんだかいつも以上に美味しかったです。