yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

革堂行願寺

西国三十三所第十九番、革堂行願寺
開基は行円。寛弘元年(1004年)に創建されました。当時は一条通りにあり、戦火を経て現在地に再建されました。本尊は千手観音菩薩

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行円は、狩猟を生業としていた頃に撃ってしまった身重の雌鹿の皮を、常に身につけていたことから、皮聖、皮聖人と呼ばれ、寺も革堂と呼ばれるようになったそうです。
堂々たるお堂でした。

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香炉の獅子。

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お寺の門を振り返ったところ。ちょうど竹屋町通りのどんつきにお寺の本堂がある形。

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モフモフの三毛猫。

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白黒ちゃん。

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鎮宅霊符神。なんだなんだ?とネコ男氏とお堂の中を覗き込みましたが、よくわかりませんでした。帰宅後に検索したところ、北極星を祀る妙見菩薩信仰のようです。

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都七福神の寿老人を祀った寿老神堂。
寿老人は南極老人星の化身とされるらしいので、同じ境内に、北極星南極星があるんですね!

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さて、革堂を後にし、烏丸通りは移動します。


六波羅蜜寺と下御霊神社

出勤時、朝6時半前に家を出ますが、先週は気温0度や−1度くらいだったので、寒かったですね。
ヒートテック、ニット帽、マフラー、ダウンコート、マスクで、目のあたりしか出さない「誰ですか?」状態、もう二足歩行で移動するモコモコした物体と化しました。 
京都北部は勿論、京都市内も雪が積もったりした所があるようですが、長岡京市は特に何もなく…ただ強烈に寒いだけでした。

本日、主人ネコ男氏とお墓参りがてら、午前中に京都市内の西国三十三所をいくつかと、神社も少しだけ回ってきました。

五条通りにほど近いところにある六波羅蜜寺
西国三十三所第十七番札所です。創建は空也上人。
私は今年の春頃に来ましたが、ネコ男氏はお初です。

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本堂では団体の方々による読経が行われていました。ご本尊は十一面観世音菩薩。

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ここは、四柱推命を元にした独特のおみくじで有名ですね。私も友人に勧められて引いて今年の分は持ってますが、なんだか当たっている気がします。
旧暦のお正月、つまり現代でいう節分からの運勢となります。ちょうど明日から次年度分のおみくじが発行されるようです。来年の節分から再来年の節分までの運勢となりますね。郵送も受け付けてくれるそうです。

お寺のある六波羅界隈は、古い京町家なども多く、祇園にも近く、しっとりした独特の風情があります。

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さてさて、次のお寺へ。車で祇園を抜けて、四条大橋前まで来ました。師走の風物詩、南座のまねきが上がっていました。京都の年末やな〜と、ちょっとしみじみ。

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久しぶりの鴨川畔。

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寺町通りにやってきました。
コインパーキング前に、下御霊神社がありました。
お久しぶりです。たぶん20年ぶりくらいかも。
平安時代に下出雲路あたりに創祀され、戦火を潜り抜け、安土桃山時代に現在地に鎮座されたそうです。
御霊水という、御所の地下水を汲み上げた名水があり、近隣の人がお水を汲みにやって来られていました。

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ここは、平安時代に冤罪を被って亡くなられた貴人の方々をお祀りしている神社。
早良親王(桓武天皇の弟君で、冤罪で幽閉され絶命)、伊豫親王(桓武天皇の御子で、冤罪で幽閉され服毒)などなど、壮絶な最期を遂げられた方々がお祀りされています。

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山崎闇斎先生をお祀りしている境内社。江戸時代に神道儒教を研究された学者とのこと。こちらの猿田彦社に合祀されています。

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神明社かと思われます。

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天満宮

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本殿。
災害や疫病が流行った平安時代、災厄は貴人の怨霊がもたらすものと考えた当時の人々が、怨霊を御霊としてお祀りして災禍を鎮めようとしたそうです。

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神輿庫。この佇まい、歴史を感じますね。
天明の大火で当時の建物が焼失した際に、全焼を免れた土蔵。

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寺町通り、昔はしょっちゅう来てましたが、このところご無沙汰しています。
20代から30代の頃、この先自分はどうなるんだろう、どうしたいんだろう、などなど諸々を脳裏に巡らせて京都市内を歩いていた頃を思い出し、思わず「うわ、なんか懐かしい!」と声を上げてしまいそうでした。
またいずれゆっくり歩きたいです。

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さて、下御霊神社からすぐそこの革堂(こうどう)こと、行願寺へ向かいます。



冬が来る

そろそろ本格的な寒さがやって来そうですね。

休暇明け、ゴリゴリ仕事した後、最寄駅に着く前にバラ園をぶらり。

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今年の年末年始は、義兄一家や義妹一家が帰省するかどうか、まだまだ不明。
今年はお互いにやめておいた方がいい気はするけども。

明日は雪が降るかも。
昨年は一切積もらなかったので、やや楽しみではある。

花手水いろいろ

本日から3日間の休暇をいただきました。
職場の決まりで、各自希望の時期に取ることになっています。
本当は、11月に取りたかったものの、諸事情でまかりならず。仕事の締め切りと締め切りのスキを狙い、ようやく取る事が出来ました。ありがたいです。

午前中、柳谷観音こと楊谷寺へ。
眼病平癒にご利益があるとされています。
長岡京市内の山の中にあります。自宅からも車で15分くらいなので、たびたびお邪魔しています。
季節の花手水で有名で、オンシーズンは混雑しているため、紅葉の盛りを外して行くことにしました。

本日はたくさん花手水を見る事が出来ました。
まず最初に、境内入ってすぐの龍神手水舎。

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わー!薔薇!すごく薔薇。
これはまた華やかですねぇ。

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本堂にて、ご本尊の十一面千手千眼観音様にご挨拶。

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本堂から靴を脱ぎ、奥の院へ通じる書院の花手水。
紅葉のグラデーション。苔の上の南天が可愛らしい。

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庭園に赤が映えます。

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廊下の豆電球。なんか好きなんですよね。

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緋毛氈の部屋から。

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こちらにも薔薇の花手水。

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小鳥トリオがお花を眺めていますね。

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上書院への階段を登ります。

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階段にも散り紅葉。

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良い眺めです。

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水琴窟の花手水。

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水の中に錦秋が折り重なっています。

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足元にはウリ坊。

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奥の院への木の階段。
いつ来てもワクワク。登り始めてゼェゼェ。

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奥の院からの紅葉。

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また下へと下がって来ました。そして花手水発見。宝探しみたいで嬉しい。苔とススキと向日葵と薔薇。

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こちらにも。青紫色の花が一面に。赤い紅葉がアクセントですね。

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役行者像の背後にも紅葉。

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沢山の綺麗な花手水を見る事ができて、なんだかほっこりしました。

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走田神社と向日神社

日曜日の昼下がり、久しぶりに、近隣の神社2箇所へお参りに行きました。

走田(はしりだ)神社。早稲田の守護神。五穀豊穣のご利益があるとされています。
石段下の鳥居前の一本杉、相変わらずお見事。

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2018年の台風被害で、鎮守の森は失われ、当時はおいたわしい姿となっていました。その時と比べると、少しづつですが緑が増えて来ました。

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勧請縄。
12本あるのは、1年12ヶ月の無事を願う。

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春日造の本殿のある覆屋。いつも思うのですが、この木組の細工の雰囲気とか、古代の香りがするなぁ。

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創建や変遷は不明。
かつては、妙見社、妙見菩薩神社と呼ばれていたそうです。

石段を登ってくると、ニコーッ!とした笑顔に見える「阿」の狛犬さん。

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「吽」の狛犬さん。

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現在の御祭神は武甕槌神経津主神天児屋根命姫大神春日大社系の四柱とされていますが……実に実に個人的な素人見解ですが、本当は違うのかなと思ってます。

それというのも、こちら、境内社の春日社。小さな祠ですが、社叢を背負い、存在感があります。
走田神社の御祭神が春日神とされているのに、境内社にも春日社があるのはどうして??ダブル?なんで??とはてなマークが飛び交いました。

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帰宅後、この辺は走田古墳群といわれ、沢山の古墳が発見されている事を知りました。
御本殿の御祭神は、元々の妙見社時代のままというか、こないだの小倉神社みたいに、御本殿背後の古墳に埋葬された古代の位の高い被葬者が神格化されたのでは?と思いました。
まー、詳しい歴史や変遷は分からないのですが、ふんわりと歴史ロマンを感じたりして、楽しかったです。

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キツネよけの酢。
最近、長岡京市内の竹林にキツネが生息してまして、我々が住むエリアにも、たまに姿を見せています。私も夜に3回ほど見かけました。

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石段上からの眺め。正面の山は天王山。晴れていて、いい眺めでした。

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さて、向日神社へ。 
御祭神は、向日神、火雷大神玉依姫命神武天皇
やっぱり、この威厳ある佇まい、ホッとしますわ。

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今日は何か祭礼があったのか、神職さん方が忙しそうに後片付けをされていました。おかげで拝殿の中がよく見えました。

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回廊の向こうへ。

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境内社春日神社。

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石鳥居の上に小石。私も子供の頃、地元の神社の鳥居に乗せようと石を投げたりしたなぁ。

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本殿背後の鶏冠木の苑。元々本殿があったエリア。紅葉が美しかったです。

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白い花が咲き誇っていました。

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穏やかな晩秋といった風情でした。

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境内社の御霊社。

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元稲荷社。勝山稲荷社の奥、小高い丘の上にあります。

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元稲荷社の鳥居前の道は、ドングリで埋め尽くされていました。お参り前から、絶え間なくパチパチと小雨のようにドングリが降り注いでいます。

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こりゃ通り抜けるときに何発か当たるなと覚悟して通行しましたが、ドングリの雨がピタリと止み、当たることなく通過しました。お稲荷様ありがとうございます!というような気持ちになりました。

紅葉も終盤、清々しく長い参道。

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お参りの方が季節の風景を楽しみながら、和やかに参拝に来られていました。私も数ヶ月ぶりに来れて嬉しかったです。




初Uber eats

自宅待機明けの金曜日、職場に行くと、ありがたいことに大忙し。年度末時期ですからね。毎年これからもっとタイトになってくる。
上司と話していましたが、今回のようなケースは、これから職場のあちこちで起きてくる。寒くなってきたらインフルエンザや風邪が流行り出しますしね。
今回は良いシミュレーションになったという、笑い話で終わりましたが…。


土曜日はネコ男氏が朝からお出かけ。
お昼に、アカウントだけ作って一度も利用していない、Uber eatsを頼んでみようと思いたちました。

お願いしたのは、以前一度行ってとても美味しかった長岡京市のうどんダイニング「花雷」さん。
iPhoneのアプリを起動し、検索して発注。
すごいですね。配達してくれるパートナーさんのお写真や、配達中の現在地ルート、到着予想時間まで地図に表示されるとは。よく出来てるもんだ。

受け取り方法も選択出来るんですね。 
私は玄関先に置いてもらう事を選択したので、慌てて玄関先に小さな台と「ここにお願いします。ありがとうございます」のメッセージを用意。

はじめてのせいか、地図上で、配達パートナーさんが自宅直前に迫ってくるのも、妙に臨場感というか迫力があって面白い。
「おお、そこの角を曲がって…来る、来るぞっ!」と窓からこっそり見てました(笑)

配達バイクに乗ったEXILEのhiroさんみたいな方が駐車場に到着したので、「おっと。宅配バイクが面白いほど似合わへんお兄さんが来たぞ…」と小さく呟きつつ、窓から会釈。配達パートナーさんもこちらに気づき、笑顔で挨拶してくれました。
すみません、お兄さん。私のうどん1人前のために。
ちょっと申し訳なく思いつつ、様子を見守ります。
配達パートナーさんは台の上に荷物を置き、我々は再び窓越しに会釈し、配達完了。注文から配達まで約30分で到着でした。

「花雷」の豚角煮入り坦々つけうどん。
おうどんは手打ちで、もっちもち!食べ応えあり。

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おじやセットも注文。
発泡スチロールの中にはほかほかごはん。卵は温泉卵。お店からのメッセージ付箋が嬉しい。

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つけ汁の中には、とろっとろに煮込まれた角煮。
つけ汁に、うどんをつけて頂きました。角煮入り(角煮なしもあります)のおかげか、つけ汁がより濃厚。
あっという間に完食。

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お楽しみのおじやタイム。レンジでつけ汁を温めて、温泉卵を投入。卵をスプーンで崩すと、濃い色の黄身がトロリと溢れ出す。絶妙の火加減。

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ちょっと多いかなと思ってましたが、美味しく完食しました。夜まで満腹。

お店で食べるより単価は少し高めですが、配達料とか容器代、手間賃を考えると妥当な気はします。
そしてやはり、今まで出前をしていなかったお店から、美味しい料理を届けてもらえるのはいいもんだなと思いました。怪我をしていたり、風邪の時とか、特に助かりますね。
また機会があれば利用したいと思います!


 

一安心

今夜、検査結果が出て、甥は陰性でした。

とりあえず良かったです。
明日には出社出来るのでホッとしました。仕事の締め切りが迫っていて、日中、自宅で「まいったなー」を連発してました。

早くマスクを外して生活出来る日々がくればいいな、と思います。

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