出勤時、朝6時半前に家を出ますが、先週は気温0度や−1度くらいだったので、寒かったですね。
ヒートテック、ニット帽、マフラー、ダウンコート、マスクで、目のあたりしか出さない「誰ですか?」状態、もう二足歩行で移動するモコモコした物体と化しました。
京都北部は勿論、京都市内も雪が積もったりした所があるようですが、長岡京市は特に何もなく…ただ強烈に寒いだけでした。
本日、主人ネコ男氏とお墓参りがてら、午前中に京都市内の西国三十三所をいくつかと、神社も少しだけ回ってきました。
五条通りにほど近いところにある六波羅蜜寺。
西国三十三所第十七番札所です。創建は空也上人。
私は今年の春頃に来ましたが、ネコ男氏はお初です。
本堂では団体の方々による読経が行われていました。ご本尊は十一面観世音菩薩。
ここは、四柱推命を元にした独特のおみくじで有名ですね。私も友人に勧められて引いて今年の分は持ってますが、なんだか当たっている気がします。
旧暦のお正月、つまり現代でいう節分からの運勢となります。ちょうど明日から次年度分のおみくじが発行されるようです。来年の節分から再来年の節分までの運勢となりますね。郵送も受け付けてくれるそうです。
お寺のある六波羅界隈は、古い京町家なども多く、祇園にも近く、しっとりした独特の風情があります。
さてさて、次のお寺へ。車で祇園を抜けて、四条大橋前まで来ました。師走の風物詩、南座のまねきが上がっていました。京都の年末やな〜と、ちょっとしみじみ。
久しぶりの鴨川畔。
寺町通りにやってきました。
コインパーキング前に、下御霊神社がありました。
お久しぶりです。たぶん20年ぶりくらいかも。
平安時代に下出雲路あたりに創祀され、戦火を潜り抜け、安土桃山時代に現在地に鎮座されたそうです。
御霊水という、御所の地下水を汲み上げた名水があり、近隣の人がお水を汲みにやって来られていました。
ここは、平安時代に冤罪を被って亡くなられた貴人の方々をお祀りしている神社。
早良親王(桓武天皇の弟君で、冤罪で幽閉され絶命)、伊豫親王(桓武天皇の御子で、冤罪で幽閉され服毒)などなど、壮絶な最期を遂げられた方々がお祀りされています。
山崎闇斎先生をお祀りしている境内社。江戸時代に神道と儒教を研究された学者とのこと。こちらの猿田彦社に合祀されています。
神明社かと思われます。
天満宮。
本殿。
災害や疫病が流行った平安時代、災厄は貴人の怨霊がもたらすものと考えた当時の人々が、怨霊を御霊としてお祀りして災禍を鎮めようとしたそうです。
神輿庫。この佇まい、歴史を感じますね。
天明の大火で当時の建物が焼失した際に、全焼を免れた土蔵。
寺町通り、昔はしょっちゅう来てましたが、このところご無沙汰しています。
20代から30代の頃、この先自分はどうなるんだろう、どうしたいんだろう、などなど諸々を脳裏に巡らせて京都市内を歩いていた頃を思い出し、思わず「うわ、なんか懐かしい!」と声を上げてしまいそうでした。
またいずれゆっくり歩きたいです。