yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

緑の大原野神社

今日はお休み。
朝イチで実母の諸用を済ませ、産土神社にあたる大原野神社へ行きました。

京都盆地の西側、小塩(おしお)山の麓に鎮座する大原野神社。良いお天気です。

f:id:yukix03:20210415213526j:plain


本殿へと続く長い参道。
平日ということで、参拝者はまばら。
今の季節は緑に包まれています。
参道の真ん中に朱色の何かがありましたが、謎です。なんだろう。落とし物?(笑)神社建築の一部っぽいパーツですが。

f:id:yukix03:20210415213555j:plain


本殿のあるエリア。
創建は平安京以前の延暦3年(784年)。平城京から長岡京に遷都した年ですね。

f:id:yukix03:20210415213619j:plain

御祭神は、武御賀豆智命、伊波比主命、天之子八根命、比咩大神。
桓武天皇が、たまに鷹狩に来ていた大原野の地に、藤原氏氏神である奈良の春日大社の分霊を勧請したのが始まりとされています。

ここからは見えませんが、正面の中門の奥から四棟並んだ本殿を見ることが出来ます。
奈良の春日大社、京都吉田の吉田神社大原野大原野神社が、藤原氏氏神三社とされているとか。

f:id:yukix03:20210415213636j:plain


狛鹿さんたち。

f:id:yukix03:20210415213655j:plain

f:id:yukix03:20210415213710j:plain

あちこちからウグイスや小鳥たちの鳴き声が聞こえて来て、ものすごくほっこりしました。

境内社。本殿向かって左手にありますが、ちょっとわかりづらいので、こちらに来る人は少ないのではないかな。私も赤ちゃんの頃から来てますが、気づいたの最近ですしね。

f:id:yukix03:20210415213745j:plain


右手に、台風で倒れた樹齢500年のモミの木の株が残されていました。

f:id:yukix03:20210415213759j:plain

こんな感じ。帽子かぶってるみたいですね。中には小さな木の切り株が置いてあって、座ることが出来ます。今日は座りませんでしたが、また今度。

f:id:yukix03:20210415213814j:plain


参道途中に、山の中にある花の寺への近道があります。

f:id:yukix03:20210415213834j:plain

それにしても、本殿エリアにいる時から、「あれ?なんか境内の林がサッパリしてる?」と思いました。以前より林エリアが整備されているのかな。

御神木。

f:id:yukix03:20210415213853j:plain


鯉沢の池の中洲へ。

f:id:yukix03:20210415213910j:plain

小さなお社がありますが、御祭神はわかりません。
小学生の頃、毎年、写生大会は大原野神社でした。何年生の時だったかは忘れましたが、このお社の近くに座って、写生した覚えがあります。うわー、お久しぶりですといった気持ち。

f:id:yukix03:20210415213927j:plain


八重桜。

f:id:yukix03:20210415213944j:plain


摂社若宮社。
鯉沢の池の東側にあります。

f:id:yukix03:20210415213959j:plain

御祭神は、天忍雲根命。
境内で最も古い建物だそうです。春日造の様式を良く残しているそうで、貴重なお社なんですね。

ここ来たの、何十年ぶりだろう。
で、ものすごく久しぶりにお参りしてみました。
この感じ、どこかであったかも…と思い返すと、春日大社境内社の若宮社と似た雰囲気かな。なんとなくですが。本殿のあたりとはちょっと雰囲気が違って、静かで厳かな感じがしますね。

池の端を鴨がお散歩していましたが、近づくと、池の方へ飛んで行きました。

f:id:yukix03:20210415214017j:plain


ここは昔、神鹿苑でした。鹿がたくさんいましたが、いつのまにかいなくなり、今は囲いが残されているだけ。子どもの頃は、友達としょっちゅう鹿を見に来たなぁ。

f:id:yukix03:20210415214035j:plain


年に一度、大原野神社の神事である神相撲で使われる土俵。うん、やっぱり林が整備されてますね。昔はもっと木々がワサッとしていた記憶が。
開かれて、風が通り抜ける空間になってました。

f:id:yukix03:20210415214058j:plain

さて、大原野神社を後にし、この後、東へ向かいました。