本殿へと続く長い参道。
平日ということで、参拝者はまばら。
今の季節は緑に包まれています。
参道の真ん中に朱色の何かがありましたが、謎です。なんだろう。落とし物?(笑)神社建築の一部っぽいパーツですが。
創建は平安京以前の延暦3年(784年)。平城京から長岡京に遷都した年ですね。
御祭神は、武御賀豆智命、伊波比主命、天之子八根命、比咩大神。
桓武天皇が、たまに鷹狩に来ていた大原野の地に、藤原氏の氏神である奈良の春日大社の分霊を勧請したのが始まりとされています。
ここからは見えませんが、正面の中門の奥から四棟並んだ本殿を見ることが出来ます。
奈良の春日大社、京都吉田の吉田神社、大原野の大原野神社が、藤原氏の氏神三社とされているとか。
境内社。本殿向かって左手にありますが、ちょっとわかりづらいので、こちらに来る人は少ないのではないかな。私も赤ちゃんの頃から来てますが、気づいたの最近ですしね。
右手に、台風で倒れた樹齢500年のモミの木の株が残されていました。
こんな感じ。帽子かぶってるみたいですね。中には小さな木の切り株が置いてあって、座ることが出来ます。今日は座りませんでしたが、また今度。
それにしても、本殿エリアにいる時から、「あれ?なんか境内の林がサッパリしてる?」と思いました。以前より林エリアが整備されているのかな。
御神木。
小さなお社がありますが、御祭神はわかりません。
小学生の頃、毎年、写生大会は大原野神社でした。何年生の時だったかは忘れましたが、このお社の近くに座って、写生した覚えがあります。うわー、お久しぶりですといった気持ち。
鯉沢の池の東側にあります。
御祭神は、天忍雲根命。
境内で最も古い建物だそうです。春日造の様式を良く残しているそうで、貴重なお社なんですね。
ここ来たの、何十年ぶりだろう。
で、ものすごく久しぶりにお参りしてみました。
この感じ、どこかであったかも…と思い返すと、春日大社の境内社の若宮社と似た雰囲気かな。なんとなくですが。本殿のあたりとはちょっと雰囲気が違って、静かで厳かな感じがしますね。
池の端を鴨がお散歩していましたが、近づくと、池の方へ飛んで行きました。
ここは昔、神鹿苑でした。鹿がたくさんいましたが、いつのまにかいなくなり、今は囲いが残されているだけ。子どもの頃は、友達としょっちゅう鹿を見に来たなぁ。
年に一度、大原野神社の神事である神相撲で使われる土俵。うん、やっぱり林が整備されてますね。昔はもっと木々がワサッとしていた記憶が。
開かれて、風が通り抜ける空間になってました。
さて、大原野神社を後にし、この後、東へ向かいました。