yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

金魚のまち

奈良県大和郡山へ。

大和郡山といえば、金魚の街。
毎年、金魚すくい選手権が行われていますね。

道の真ん中に水路が走る紺屋町。


駅前商店街にも金魚。


ポスターにも金魚。


マンホールの蓋にも金魚。


ちょうど、町全体で、このようなイベントが行われていた。
郡山水中遊園。せっかくなので、イロイロと回ってみよう。


薬園八幡神社

境内には、子どもたちが色をつけた金魚のカードが風に舞っていた。


そして、金魚すくい
持ち帰る場合は50円必要ですが、遊ぶだけなら無料。
係員さんのオススメで、大人ですが、一人、金魚すくいチャレンジ。
ラッキー。郡山で金魚すくいが出来るとは思わなかったな。

これは、金魚すくい選手権でも使用されているという、金魚すくうやつ(なんていうんですかね)。けっこうしっかりしている。

係員さん、近所の奥さん、神主さんに見守られ、「こっち!このへんの金魚を狙うとええで」「横のほう使って」と声援を受け、小学生以来ぶりの割りには奮闘して、4匹すくえた。

この金魚がものすごくイキが良くて(やっぱり産地だから?)跳ねる。
神主さんが「数が4やし、頑張って、あともう1匹すくって5に」と笑いながら仰ってくれたのだが、私の力及ばず、紙がボロボロに破れてしまった。欲を出し始めるとすくえなくなるのかな(笑)。
お持ち帰りはしないので、金魚を再び白い盥に帰す。

境内の本殿の奥に、金魚の絵や造形物が展示された休憩所があり、その道筋を示す、石畳の金魚。かわいい。


薬園八幡神社を出たところで、猫と遭遇。お向かいのお店で飼われている子らしく、とっても人なつこい。

お向かいの二階の窓が開いて、飼い主らしき奥さんが、こちらの方を見てニコニコ。
あー、なんか、思いがけず金魚すくいも出来たし、猫にも触れたし、町の人たちもほっこりして優しいし、いい町だなー。


旧瀬川邸。イベント期間だけ、きつねの駄菓子屋さんになっている。

今日は行ってないけれど、旧川本邸など、元遊郭の建物だそうで、おそらく、このへんは昔は遊郭だったのでしょうか。古くて立派な格子のお屋敷が、残っている。


源九郎稲荷神社


ここでは、子どもたちの作った金魚ねぶたが釣られていて、とてもカラフルで可愛い。写真中央では、墨絵のアーティストさんが、即興絵を描かれていた。


社務所の白きつね面。自由に貸し出しされている。


やなぎまち商店街。
スピーカーからクラシックが流れている。


商店街のマスコット?柳神くん。


こちらの山中歯科がいい感じ。ちなみに歯科とあるが、外科、内科、その他もろもろ、総合病院並みの診療科名が書かれていた。


お昼ご飯。「aran cafe」。内装はオシャレな昭和レトロ。


ミックスサンドイッチ。玉子にかかっていたソースが美味しかった。


郡山八幡神社
こちらでは、ヒトタライ古本市が開催中。

金魚を入れる白い盥に、各出品者の古本を入れて、フリーマーケット方式で売りながら、ちょっと金魚屋さんの気分を味わう。


今年はじめての企画だそうで、境内は、売る方々も少数で、ちょっとさびしい感じだった。来年はもっと賑わうといいですね。
中央のタワーみたいになっているコーナーは、金魚に関する資料を展示中。


南へ歩き、いざ、金魚池へ。

駅から10分あまり歩くと、水田ならぬ、一面、金魚池ゾーン。
秋の草花が気持ちよく風に揺れる中、この池の中には、金魚がひしめいております。


水面に近づくと、金魚たちは気配を察し、緑色の池の中に、逃げて行ってしまう。
これは気配を殺し、そーっとそーっと近寄って撮った一枚。そのまんまだと見えにくいので、極彩色に加工してみました。

面白かった。
金魚園などに行くと、珍しい品種の金魚を見る事が出来ると思うのだが、今日は入らず。(見たら思わず買ってしまいそうだ)


夕刻、大和西大寺駅へ。

京都までの列車の時間を見ながら、駅の中の「BAN・INOUE」で、夕食。
「からだ想い」セット。(多少、昨日の物体Xの事を考えている)


こないだ、映画「茜色の約束 サンバ DE 金魚」で見た風景を、実際この目で見たわけですが、実に、ゆるい感じで、いい街だ。今日、たまたま参加させてもらったイベントも、会を重ねるにつれて、もっと盛り上がって行くといいな。良い方向で、発展していって欲しい。