yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

日本酒&七草粥ナイト

朝。


朝ご飯。
普段、お昼前にしか起きず、朝食は食べないアメリカの大学4回生と、
朝は起きているが、そこにある適当なものしか食べない私による、新習慣といってよい朝ご飯。

2人とも、テンション、かなり低め(笑)。
特にR君は、6時半起床という現実に、もうヨボヨボである。
ふと思った。
平日はまだしも、土日は、無理しなくてもいいんじゃないか、と。


初通学のR君を、バス停まで送り出す。
私は、真っ赤なちゃんちゃんこに適当なスリッポンというものすごい姿で、バスのカードの使い方を、親切な運転手さんと一緒に、説明。

あり得ない格好の私に、次々とバスに乗り込んでくる出勤姿の皆さんが、ぎょっとなっていた。そりゃそうだな。


帰宅すると、本日はお店がお休みなので、家族揃って夕食。
両親はかに鍋、私と、シーフードが苦手なR君は、焼き肉という、不思議な献立になっていた。

私、そういや、昨日もしこたま焼き肉を食べたな。
ありがたくいただきます。

封を切る日を待っていた。
Yoshiko様からいただいた、11代続く老舗酒蔵の限定新酒!中澤酒造の「しぼりたて」で、乾杯。

実に美味しいお酒です!!


美味しい日本酒とビールを頂きつつ、七草粥

私とR君は、両親が食事を終えたあとも、約3時間ほど、日本酒を飲みながら、実に様々な話をした。

その中で、ふと、彼はこういった。
「なんていうか、うまく言えないけど、日本とアメリカは、昔、戦争をしていた。ヒロシマのこととか…。僕はアメリカ人ですが、イヤではないですか?…どうか、許してください」と。
まさか、そういうことを考えていたとは、全く想像していなかったので、私は驚き、「全く、ない!イヤとか、断じてない!」と言った。
彼の「許してください」という言葉に、私は密かに衝撃を受け、そして感動もし、「こんな若い世代の子が!」と、ちょっと泣きそうにさえなった。
「未来のことも大事ですが、過去のことも、忘れてはなりません」とR君は語る。
側にいた戦時中世代の母は、第二次世界大戦で、父を亡くしているが、「確かに昔、戦争はあった。しかし、それはR君のせいではない。そういうことを考えるということは、とても立派なことよ。私たち、仲良くしよう」と答えた。

静かな感動を心に残し、明日も早いので、多少、へべれけ状態になり階段でコケたR君だが、湯たんぽを持ち、自室へ帰っていった。


美酒に酔いしれる一夜でありました。