朝、起床し、階下に行くと、見知らぬ同年代と思しき男性が、お茶を飲み、新聞を読んでいた。
と、一瞬、思ってしまうほど、くつろいだ光景であった。
お店のお客さんで、事情があり、一晩、我が家に泊まったらしい。
私自身は、顔を洗う前の状態であったので、恥ずかしくて、急いで「お、お、おはようございます。ごゆっくり」と洗面室に逃げ込んだ。
朝にチョコと珈琲を食す。
西院の洋菓子店「菓子職人」の抹茶トリュフ。
抹茶は、京都一保堂の挽きたて抹茶。ホワイトチョコはスイスのカルマ社のもの。
口に含んだ瞬間、抹茶のほろ苦さが広がる。おそるおそる噛んで見ると、トリュフの表面を覆っている薄いチョコが、玻璃のような薄さでパリンと割れ、濃厚で芳醇な抹茶トリュフが、「お待たせしました」とばかりに、口内に広がり、溶けていく。
上品な程よい甘さに、抹茶のほろ苦さが、混ざり合って、「チョコ界の千利休やーーー!!」と冬空に叫びたくなる、そんなチョコです。
大好きなので、毎年バレンタイン時に、自分用に買う。10個目の前にあったらその場で食べてしまいそうな気がするので、己を戒める意味で、3個入りを購入した。
あー、美味しかった。
午後15時、長岡天神「KATEMAO」で珈琲タイム。
マフィンセット。
好きな飲み物＋200円で、こちらのセットになる。
本日のマフィンは、4種類の中から選択。迷った末に、りんごとクリームチーズのマフィンに決めた。
マフィンの大きさは、大人のげんこつ大。大きい。
中には、程よい甘さのりんごと、なめらかなクリームチーズ。
生クリームに、苺とバナナが添えられている。これで200円。
前回も思ったが、かなり、いいコスパだと思う。
久しぶりに、岩盤浴に寄ってみた。
私が行く所は、女性専用である。2時間コース、1200円。
まずは、受付で、ロッカーの鍵と、自分が使う岩盤のアルファベットと、タオル、作務衣などを受け取る。
ロッカーですっぽんぽんになり、作務衣を着る。
洋服やカバンをロッカーに入れて鍵をかけ、大きなタオルを持って、洗面台でメイクを落とし、洗顔する。
紙コップに、マーカーで自分の名前などを書き、冷たいお水を入れて、まずは一杯、きゅっと飲む。
紙コップは、そのまま外の冷水器の近くに置き、いざ、岩盤浴コーナーへ。
中は、基本的に私語厳禁。薄暗く、ハワイアン音楽が流れている。木で仕切られた大理石と思しき岩盤が、ずらーりと、温められた状態で、並んでいる。それぞれ、受付で指定されたアルファベットの岩盤に寝ころぶ。木の枕があり、枕元には岩塩のような塊と、時計がある。
いざ寝ころぶ前に、持ってきた大きなバスタオルを下に敷く。
寒かったせいか、なかなか汗がにじまない。
あおむけになったり、うつぶせになったり、外に出て休憩しながら冷水で水分補給しながらクールダウン、というのを、繰り返す。
ここは、ハワイをイメージした岩盤浴店なので、室内のしつらえや、BGM、モニターに映る映像、置いてある本などは、全てハワイだ。
私は、ハワイに行った事がないが、こう思うのであった。
行ってみたいなぁ。ハワイ。
晴れた空、そよぐ風、青い海、カメハメハ大王、マカデミアナッツ、フラダンス、トロピカルフルーツがいっぱい入った水色の綺麗な飲みもの、とか、とか…。
なんとなく、一人、ハワイアントリップし、また岩盤に戻っていくのであった。
1時間ほど経つと、さすがに汗がにじみ出し、後半は「おお、いい感じ」と心の中で喜びながら、時折、シューーッと蒸汽が出てくる天井の穴を見つめていた。
岩盤浴に入りながら、考え事をするつもりであったが、気持ち良かったので、殆ど寝てしまった。
岩盤浴終了。
ここで、シャワーを浴びてもいいし、浴びなくてもいい。
岩盤浴でかいた汗は、いつもの汗とは違い、美容にいい汗、らしい。
確かに、汗くさい汗ではなく、無臭である。不思議だ。
ただし、気になる方は、シャワーを使うよろし。
私は、家に戻ってお風呂に入るので、タオルで拭くだけにして、洋服に着替える。
終了後に、出してもらえるハワイアンティー。今日はパイナップルフレーバー。
あったまりました。
冬場の岩盤浴は、やっぱり、いいですね。
また来ようっと。
