yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

雨とう○ちと海賊船

先週のお稽古で、一番細い三の糸を切ってしまい、現在、買い置きの最後の一本を使用中。
絹糸なので切れて当然なのだが、切れる瞬間は、いつもドキッとする。
というわけで、買い出しの為、街へ。

昼下がりより、雷鳴が鳴り響き、雨が大地に降り注ぐ。
乗車していたバスの運転手さんが「○○ー。○○でございます。お降りの方はお忘れ物なきよう…」などの停車アナウンスをしているときに、近くに「バリバリバリドーーーン!!」と落雷。
「お気をつけ…うををっ」と、うめいた。親近感。


四条河原町高島屋へ。
一階エントランスは、祇園祭ムード。


無事に、糸や膝ゴムを入手し、お手洗いに行くと、並んでいる私のあとに、4歳くらいの男の子と、お母さんがやってきた。男の子は「う○ちー!う○ちー!出ちゃうようー!」と連呼し、お母さんは「これっ!並びなさい」と叱り、男の子は「う○ち!う○ち!」と、もう今にも辛抱たまらん状態であった。
私は思わず笑いながら、先を譲った。お母さんは大変恐縮され「すいません、ほんとに…。ほらっ!おねえさんにアリガトウは!?」と促し、男の子は「ありがとうー」と言いながら、扉の向こうに消えて行った。
…のだが、十秒後、二人が出てきた。そして申し訳なさそうに「ごめんなさい。せっかく譲っていただいたんですが、うちの子、和式が使えなくて…ほんとにありがとう」と、仰った。
うーん、そっか。生まれたときから洋式だと、和式は難しいものなのかな。と考えさせられた。
私が高島屋のお手洗いで、和式と洋式について思いを巡らせている間、外はじゃんじゃん雨が降り続いていた。


夜、長岡天神へ。
友人の昔のお仕事仲間が、千葉から入洛されたとのことで、三人で呑みに行くことになっていた。
その頃には雨も上がり、鉄板焼居酒屋で、冷え冷えのビールで乾杯し、実に久方ぶりに、カラオケへ突入。
点数と全国順位が出るのだが、エゴラッピンの「くちばしにチェリー」で3位をはじき出した私は、本番前だというのに、本気モードに突入し、ラストの方で、ユニコーンの「働く男」を歌唱中、ハッと気づいたら2位になっており、周りも盛り上がってきた。
ここは、もう1位をとらねば!
というわけで、本気モード再突入の私。

結果は、1位。ヤッター。
1000人くらいが歌っている「天城越え」とかと違って、「働く男」は26人中の1位であるので、とりやすい。
どういう基準で採点されているのかは不明だが、いい景気づけにはなった気がします。


帰途、乗り込んだタクシーが、また偶然、漫画「ワンピース」の作者のおじ上が運転手をされているタクシーだった。
このワンピースタクシー、数年前にも、一度、乗った。ある日、会社の先輩が「タクシーに乗ったら、その運転手さんがワンピースの作者のおじさんやってん」という話を聞いた翌日の夜、ものすごい偶然で、私はそのタクシーを捕まえたのであった。飲みにいった帰りに、タクシーに乗り込むと、フロントに、「ワンピース」のキャラクターのフィギュアが飾られており、「もしや」と思い、聞くと、ズバリであった。
今夜も、降りる間際に、その運転手さんが折った「海賊船」をもらった。

赤信号の間、紙を折る音が聞こえるなぁと思っていたのだが、これを折ってくれていたみたいだ。
どうも、この地区を走ってらっしゃるようなので、たぶん、また乗車することが出来るかもしれない。