yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

「たねや」のオリーブオイル搗き餅

本日は年休なり。
お昼前から、強い雨風。トタン板に打ち付ける激しい雨音に恐れをなし、部屋の窓を閉めて回った。
強風にあおられる柿の木。


梨を食していると、職場の同僚より電話あり。
「今日、食堂に行ったらば、生協の特製ラーメンが登場してました。6日までです」
わざわざ、それだけの為に電話してきたのかと思いきや、そのあとは、普通に仕事の話をし、電話を切る頃には、雨は止み、静まり、遠くでうなる風の声と、収穫を待つ稲穂が、ざああああと波打つ音が、南の窓から聞こえてきた。


一時的に、雨が止んだので、郵便局に向かい、EMS(国際郵便)を出す。はじめてのことなので、ドキドキする。宛名の書き方例を、わざわざプリントアウトして持ってきたので、それを見ながら記入する。
この荷物が空を飛んで海外へ行くのかと思うと、我が分身のような気がして、旅の安全を心の中で祈った。ちなみに私は日本から出たことがない。

そして、大阪の梅田へ向かった。
昼下がりの平日の阪急電車は、ガラガラであった。
十三駅を越え、淀川の鉄橋にさしかかると、川の向こうの梅田の街が、全て、グレーがかっていた。まるで見知らぬ街に来たようだ。再び雨が降りだしてきた。

お昼ご飯を食べるべく、地下街への階段を下ってゆく。


こないだ、友人安珍さんに連れてきてもらった「カンテ・カンテ」へ。


ほうれん草カレーランチ。ラッシーとともに。


ぶらぶらと雑貨店などを見て、ポテトマッシャーなどを買い、「そうじゃ。リニューアルオープンした阪急百貨店に、まだ一度も行っていない」と思い立ち、「いざ、かまくら」。

地下食料品フロアへ行ってみた。地下1階は、お菓子、お惣菜などなど。地下2階は、生鮮食料品、酒類、乾物などなど。
地下1階のフロアの広さ、お店の多さに、おののく私。

とりあえず、ぐるぐる回る。
せっかくここまで来たんだから、何か買っていきたいと思いつつ、一通り、ぐるぐる回る。
ちょっと疲れて、その場で淹れたての珈琲を味わえる「HIRO COFFEE」にて、オーガニックブレンドを一杯。


実は、リニューアルオープンあたりに、職場の先輩方と、「あのお店がいい」「あれが気になる」等、情報を交換し、だいたい目星をつけてきた。その中のひとつ、高級なポッキー「バトンドール」は、全品売り切れであった。
というわけで、「たねや」コーナーへ。「たねや」とは、近江八幡に本店がある有名和菓子店である。なぜか京都には出店されないので、ここ、梅田の阪急百貨店に出店すると聞いたとき、色めきたったものだ。
で、ずっと気になっていた「オリーブオイル大福(大福にオリーブオイルをかけたもの)」を購入しようと画策していたのだが、残念、売り切れ。
しかし、併設のイートインスペース「茶屋」があるではないか。
シックで上品な雰囲気である。入店し「搗き餅 エキストラバージンオリーブオイル」を注文。
ちなみに、他にも、「季節のなると金時の搗き餅」や「かき氷」など、色々とありました。

丸く搗いたお餅が、クラッカーの上に、ちょこんと、のっております。
で、手前にあります「M」というシールで封印された小さな瓶が、エキストラバージンオリーブオイル
これを、お餅の上に、かけまして…


奥のミルに入った岩塩、あるいは、手前のお醤油風味のムースにからめて、いただく按配。


うん。うん。
なんていうか、お餅にオリーブオイルをかけて食べるのは、全くアリである。
小腹がすいたときなどは、これはいいですね。

ほんとは、このオリーブオイルをたっぷりかけると、もっと、いいのかもしれませんが、「この小瓶、持って帰っていいような気配やし、少なめに使って、あとは家で使お」という魂胆で、再び封をした。
そうしているうちに、お隣で、お餅を食べてらっしゃった、娘さんと、そのお母様らしき方が、「あの」と、話しかけてくださった。
「このオイルって、持って帰っていいんですよね。どうでした?このオリーブオイルのお餅」
「そうですねぇ。オイルをもっとかけた方がいいのかな?と思うんですが、私、ケチって持って帰ろうと思って(笑)」
と言うと、ご婦人も同じことを考えてらっしゃったようで、皆、考えるところは似ているのだな、と思った。
これは、普通の搗き餅だったが、大福にオリーブオイルって、どんな感じなんだろう。
今度は、季節の搗き餅セットにしようかなー。


夕刻を迎えると、お惣菜コーナーは、ますます活気づいてきた。本当にいろんなお店があって、大阪って、やっぱり都会だな。