柳谷観音こと、揚谷寺で、毎年開催される「あじさい祭り」に、いざ参戦。
シャトルバスが出ていますが、乗車までに時間がかかりそうだったので、車で向かった。
観光案内所のアドバイスで「長岡京方面から行くと混んでいるので、ぐるっと回って、水無瀬(みなせ)方面から柳谷観音へ行かれることを、おすすめします」と。
それに従い、車は一旦、長岡京市内を離れ、西へ向かう。
途中、水無瀬で曲がる道がよく分からず、高槻の手前から、山に入りどんどん走って、柳谷観音に到着。
案内所の方のアドバイス通り、長岡京方面からの道は、混んでいる様子でした。ありがとう案内所の方!
いつもは静かな柳谷観音、揚谷寺。今日はお祭りムード。
門前で、ささやかながら寄進をさせていただくと、「どうぞ、願い事を書いてください」と、飴と七夕の短冊をいただいた。
私の願い事など、いまのところ、最優先は両親の健康に間違いない。というわけで「父と母が健康でありますように」という、これホントに私が書いたのかと疑われるかのような模範的な願い事を書き、笹の葉にくくりつけた。
一緒に行っていた友人は、どんな願い事を?と思い、ちらっと見ると「家内安全」という、大黒柱的な事を書いていた。
ちょうど、長岡京音頭の踊りが始まった。
私は初めて聞く音頭ですが、長岡京市民にとっては、お馴染みの曲だそうです。
いつもは閉ざされてる本殿の奥の通路が、解放されている。
まさか、こんな美しい庭園があるなんて。知りませんでした。
庭園を臨んで、お茶席も用意されてました。
ここをスタート地点に、風情ある階段上の回廊が、上へ上へと延びている。
この回廊は、奥之院へと通じているのである。そして、その回廊の脇には、多種多様なあじさいが、咲き誇っている。
庭園を上から見たところ。すーっと風が吹き抜けて、とても気持ちが良かった。
嵯峨流生け花展示中のお座敷の横に、「心琴窟」というものがあった。
水琴窟のことだと思いますが、この石の部分にお水をかけ、竹に耳をあてて、聞く。
ディジュリドゥのような不思議な重低音の上に、ぴちゃん、ぴちゃん、という滴の音が聞こえた。
階段上の回廊を、どんどん登って行く。回廊は木作りで、暖かみがあり、なんだか、極楽への階段があるとしたら、こんな感じなのかしらん、という非日常感があり、とても素晴らしいものでした。一緒に行った友人も「あの回廊は、京都市内の有名社寺もいいけど、それに匹敵する値打ちがある」と絶賛でした。
その回廊の脇には、あじさいが。
霧島の恵み。
マジカル。
これはあじさいではないけれど、木の株の中に、お花がいけられていました。
私はこのタイプのあじさいが好きである。
奥之院に到着。
参拝を終え、御堂の周りをうろうろ。
これも生け花ですね。
奥之院の近くに、愛染堂と眼力稲荷。
参道を下りていく。あじさいの小径だ。良い眺め。
モリアオガエルの生息池あり。
ちなみに私はカエルが大の苦手なので、「カエルいる!?いない!?大丈夫?私行っても大丈夫?」とうっとおしいくらい声をかけ、池の前を通過。産卵の時期らしく、特にそれらしきカエルはいませんでした。
境内出店中のある酒蔵の販売コーナーで日本酒を買ったり、メグスリノキというお茶を試飲したり、弘法大師の霊験あらたかなお水「独鈷水(おこうすい)を頂いたり、四国四十八か所を回ったことになるという、弘法大師の足跡の彫られた石に足を乗せさせていただいたり、なんだかんだ、楽しい時間を過ごすことが出来た。
それからは、ジャズのライブも始まるとのことだったのですが、我々は、そろそろおいとま。
石段を下り始めると、ぽつぽつと雨が降りだした。
また来年行きたいなー。