yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

長野旅行二日目〜上高地から佐久へ〜

29日の早朝4時半、目覚ましによって起床。
窓の外は真っ暗である。梓川の流れの音なのか雨音なのか、暗すぎて分からない。
しばらくぼんやりと様子を見ていると、次第に空が薄ら明るくなってきた。そこでようやく、ザンザカと雨が降っていることが分かる。
ありゃ!降ってますがな。こりゃ早朝散策は中止だ。
外を歩いているレインコート姿の人も見かけたが、私はあっさり諦め、二度寝開始である。

そして7時頃に再び起床。


朝食はバイキング。シェフが目の前で作ってくれるオムレツがふわふわ。
自分で味噌の量などを調整して作るお味噌汁も面白い。


ホテルをチェックアウトし、荷物を預け、更にポンチョと傘をお借りし、大正池まで行くことにした。
とりあえず、上高地バスターミナルへ。


バスに乗り込み、大正池で下車。


霧?靄?にけぶる大正池。神秘的。晴れた日も美しいが、これはこれで、また。
立ち枯れの木は、年々少なくなっているそうな。この池自体も、土砂の堆積が多く、いつかなくなってしまうと言われている。


我々は、この黄色いモンベルのポンチョで行動。


田代湿原から自然研究路、梓川コース。


田代橋の上から。雨降りでも、川の水が濁ることはない。


梓川畔にて、蝶々と花。


明治時代に、上高地を世界に紹介したウェストン氏のレリーフ


まだまだゆっくりしたいけれども、予定もあるので、上高地を後にする。
沢渡の駐車場で車に乗り変え、ひとまず松本市街地方面へ向かうことにする。
途中、「風穴の里」という道の駅に寄り道。


果物や野菜が美味しそう。


約1時間ほどで、松本市内に到着。
目当てのラーメン屋さんに行く途中、がま侍を見る。


松本市街地、なんとなく姫路の市街地と似ている。お城があるせいかな。
高く大きな山が見えるのもいいですね。
目当てのラーメン店「麺匠 佐蔵」に到着。しばし待つ。

佐蔵味噌ラーメン。

肉そぼろが入っている。チャーシューはトロトロ!メンマもとても柔らかい。
スープは限りなくまろやか。好きな味。
これは、私的味噌ラーメンランキング第一位に躍り出ました…!

松本城


街のなかにあった松本城ちっくな古本屋さん。


この後、松本市街地を発つ。佐久市方面へ向かう。
軽井沢に行く予定だったが、時間的に変更だ。
カーナビの指示する高速道路使用のルートではなく、一般道で行きたかったので、操作を試みるも切り替えがうまくいかぬ。
とりあえず地図上にあった「美ヶ原高原」を設定し、いったん目指して走り、そこで再度、佐久市方面を設定したら一般道の案内が出るのではないか?ということになり、いざ、東へ走って行く。
市街地を抜け、山の中へ分け入っていく。途中、葡萄や桃の果樹園が広がり、いい風景であった。
が、車が扉温泉あたりに差し掛かる頃から、怪しくなってきた。
カーナビの指示通りに行くと、扉温泉の行き止まりにたどり着き、Uターン。
更に「右へ曲がって下さい」という右に道はなく、我々は大混乱である。
そうしている内に、車はどんどん山の上へ。標高1600メートルの表示。上高地より高いではないか。
すれ違う車などなく、道は狭く、おあつらえ向きに霧まで立ちこめてきた。
道なき道を「曲がれ」と指示し続けるカーナビ。
「これは…"あなたの知らない世界"では…」「霧の向こうに古い洋館があってな…」「もう元の世界に戻れへんとか」と、恐怖心がピークになる頃、目の前に動くものが。

びっくりした。カモシカだった。
カモシカは森の中へ消えて行き、我々は「ひええ」と悲鳴を漏らしつつ、なんとか走り続けた。
橋の上を渡る時も、周りが霧で真っ白なので、スリル満点であった。
この橋の先に本当に道があるのか?そんな気になる。(もちろん道はありました)
ガソリンが残り少ないということもあり、余計に焦った。
しばらく走ると、家屋のあるエリアにたどりつき、カーナビの案内するルートにも戻って来た。街道沿いの本陣のある町に出て来たときは、心底ほっとした。今回は二人なので良いけれども、一人で運転していたら、ヒィヒィ泣いていたかも。

結局、予定時間より2時間ほど遅れて佐久市に到着。
ふくろう?みみずく?

義兄一家とイタリア料理。

やー、早くカーナビの操作をマスターしたい!