yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

アイヌ伝統料理ランチ

先日、職場でアイヌの伝統料理を頂いた。

ユックオハウ(鹿肉と野菜の塩味の汁)。アマム(もちきび、金時豆、干したギョウジャニンニクを炊き込んだご飯)、カボチャラタスケプ(かぼちゃ、金時豆、とうもろこし、キハダの実の煮物)、コンブシト(焼いた昆布を粉にして甘く味付けしたたれを添えた上新粉のお団子)、コロコニコタチ(北海道産のアキタブキとしめじの和え物)。

どのお料理も、素材本来の味+塩のみの味付けだそうです。
鹿肉は柔らかく、臭みは一切なし。塩味のスープの中に滋味を感じて、雑穀入りごはんが進む。
かぼちゃの煮物は、甘さの中にキハダの実の不思議な風味がアクセントになっている(噛むとプチっと弾けて果汁?がぶわっと出てくるので、最初びっくりする)。
昆布のお団子は、昆布の風味が深く、モチモチのお団子に絡んで腹もち抜群。
アキタブキの和え物は、あっさりしていて食べやすく、何のクセもない。

白い飲み物は、シト(団子)のゆで汁。食前に飲むと消化を助けてくれる。
茶色い飲み物はセタエント茶。シソ科の全草ナギナタコウジュのお茶。ミントとシソを合わせたような風味で、すっきり爽快。風邪に効きそう。

私はアイヌ文化にはあまり詳しくはないのだが、とても嬉しいランチであった。全体的にとても美味しくて、他の料理も食べてみたいものだ。


通勤途中の公園。落葉もすすみ、いよよ冬の風情になりつつある。