yukixうろうろ日記

京都在住。関西を中心にうろうろしてます。

奈良小旅行1・天河大辨財天社

月曜日の早朝5時、長岡京市を出立。
行き先は奈良。1泊旅。
色々と迷いましたが、行きつけの奈良でリフレッシュをば。


自宅のEV車ではなく、レンタカーを借りました。
今回は奈良市内だけでなく南部の吉野方面にも行くので安全策。「ヒィー!充電切れそう」 とビクビクしながら吉野の山中を走るのは精神的によろしくないなと。その分レンタカー代がかかりますが、 電子マネーのポイントをコツコツ溜めていたので、 実質の支払いは半額以下で借りることが出来ました。
充電気にせず走ることが出来るのが有難い。

 

7時過ぎ、お久しぶりの天川村、天河大辨財天社に到着しました。

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草創は飛鳥時代
日本三大弁財天のひとつ。修験道の開祖、 役行者が弥山に弥山大明神を祀ったことを始まりとしています。 大峯山修行の行場とされ、古来から高僧や修験者たちに崇敬されています。


5年ぶりくらいですかね。本当はもっと頻繁に訪れたい。
拝殿では毎日7時半頃から朝拝が行われています。間に合った。良かった。
駐車場にはすでに何台か車が停まっていました。自分もですが、平日の早朝の山の中の神社なのに、さすがの有名神社やなーと思いました。

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手水を使わせてもらう。

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鳥居をくぐって拝殿への石段を上がります。

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狛犬さんたち。

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砂利の敷き詰められた拝殿の前にはすでに簡易椅子が用意されていて、7、8人が着席していました。

予想してるより多い。端っこの方に着席。最終15人くらい参列していたと思われます。
神職さんが現れて、朝拝の始まり。
朝の清々しい空気感、鳥の鳴き声と神職さんの祝詞が混ざり合い、あまりの心地よさに、実はうつらうつらしてしまいました。
うわ今ちょっと寝てた!とハッとして起きました(^◇^;)


前回の朝拝に参加したときにビックリしたのですが、ここは修験道とも縁が深いので、祝詞だけでなく密教真言も唱えられるんですよね。
今回、私の周りの参列者も同じように唱えられている方がそこそこいて、「エッみんな知ってるの?予習済み?」と、突然の小テストにあたふたする学生時代みたいな気持ちになりました(笑)


最後に神職さんからお話があり、御神酒と昆布を頂いて終了。私は車なので御神酒を固辞したところ、飴のようなものを頂きました。のちほど口にしたところ、酒粕のソフトキャンディーみたいな感じでした。濃くて美味しい。


終了後に参列者の方々が個々にお参りするので、ちょっと混み合う感じ。というわけで私は先に界隈を散策することにしました。
本当にお天気で良かったなーと思いながら石段を降りる。

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石段途中にある境内社

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神社お向かいの来迎院。御本尊は大日如来像、不動明王像、 十一面千手観音像。

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弘法大師空海上人がお手植えしたとされる、 樹齢1200年超の大銀杏の木が迎えてくれます。

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この日は境内のお稲荷様のお祭りの日のようで、椅子などが並べられ、神職さんが祠などをお掃除し、関係の方々が用意をされていました。私が銀杏の辺りから戻ってくると、皆さんが笑顔で「おはようございます」と挨拶して下さいました。清々しい気持ちになりますな。


今まで何度も来ているのに、周辺にある天河大辨財天社の摂社などは行った事がないなと思い、徒歩で行けそうな所に行ってみることにしました。


徒歩すぐの小高い丘の上に続く石段発見。井頭神社(韋駄天社)と山の神社の文字。

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石段を上がると白木の鳥居。清々しい。

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小祠がありました。白い石の上にお祀りされていて、目にも爽やかな感じ。

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集落を抜けて、そのまま天ノ川沿いに、てくてくと歩を進めます。

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天ノ川は大峰山脈を源とする清流。
十津川、熊野川と名前を変えながら流れていき、 最後は熊野灘へ。


工事をしているみたいで、細い道をどでかい工事ダンプが行き来しています。おお、車で来なくて良かった。すれ違いの離合大変そう。


神社から徒歩約15分くらいかな。美しい川の流れを見ながら、まだ気温もそんなに高くもないので、爽やかなお散歩という感じ。

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天河大辨財天社の鎮魂殿(禊殿)に到着。
御祭神は天之常立大神・国之常立神宇賀御魂大神・経津主大神・ 天之安河大社大神(天河大辨財天大神)・ 百柱御神霊。

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鎮魂殿の左右に注連縄がかけられた岩?大きな石?がありました。

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ここまで足を運ぶ人はあまり多くはなさそう。
この時はすぐお隣で工事中なので賑やかでしたが、そうではない時は本当に静かな所だろうと思います。


美しく整備されている境内。向こうに見える天川杉が連なる山里の景色もなかなか。

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角のない丸い小石が敷き詰められています。
清々しい心地になりますな。

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さて、元来た道を戻ります。
途中、山上に建造物発見。

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神社のHPによると、天川村をもっと楽しんでほしいということで、展望台を建設中なのだそうです。完成はまだ先ですが、楽しみですねー。


神社に戻ると、朝拝の人々は帰ったあとでした。
改めて参拝後、拝殿の横に出てパチリ。
ちなみに拝殿前正面からの写真撮影や、動画撮影は禁止とのことです。

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右手が拝殿。階段上になっています。上の方に本殿があります。賽銭箱の上に、このお社特有の五十鈴(いすず)と呼ばれる鈴があります。鳴らし方は前後に揺らすのではなく、円を描くように…とのことなのですが、私は綺麗に鳴らすのが難しかったです。コツがあるのかも。
御祭神は中央に弁財天、右に熊野権現、左に吉野権現(蔵王権現) がお祀りされており、神仏習合の形態を今も残しています。

真ん中の砂利部分に簡易椅子を置いて、朝拝に参列しました。

 

左手が能舞台

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音楽や芸能の神様としても有名で、 特に能との関係が深く能面や能装束が多数奉納されています。

 

拝殿から見える、柔らかな光の中の木々。

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壬申の乱の頃、大海人皇子(後の天武天皇) が勝利を祈願していると、天女(姿を変えた弥山大明神) が現れて舞い、吉祥を示され、神殿を造営したのが天河大辨財天社だと伝えられています。
弥山山頂(1895m)に奥宮(弥山神社)があります。

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久しぶりに来れて良かったなーと思いながら、車で洞川エリアは向かいました。続く!