ならまちから東へ進み、高畑界隈へ。憧れの奈良ホテルにほど近い、小高い山の方へ向かいます。
瑜伽(ゆうが)神社。
参道の左右には端正な社家。
とても静かで落ち着いた雰囲気。
石段を上がっていきます。
石段の途中に境内社。
飛鳥神並社(あすかかんなびしゃ)。
瑜伽神社御祭神の和魂をお祀りしているのだそうです。
石段をのぼりきると、拝殿が見えてきました。
御祭神は宇迦御魂大神。
平城遷都の際に、飛鳥京からこの地に移って来られたお社とのこと。
元は元興寺や興福寺といった大寺院の鬼門鎮守社として、藤原氏等の崇敬を受けた非常に重要な神社。
狛狐さん。石の感じから、かなり古いものかと。
神社の解説板の右下の方にイラストで描かれています。なんだか親しみを覚えるな。
境内は小高い場所にあるので、風が吹き抜ける感じが非常に心地よい。
古の飛鳥京に佇まいが似ていることから、「平城(なら)の飛鳥」ともいわれ、歴史的風土特別保存地区に指定されています。
あまり人が来ないのをいいことに、石段の最上段に「よっこらしょ」と腰かけて、休憩させてもらいました。穏やかな気持ちになる空間で、景色を眺めながら「やっぱり奈良好きやわ」としみじみしました。