昔から好きなキャラ。奈良県警のナポくん。鹿のほうです。ナラ・ポリスを略してナポくん。
街中で見かけると嬉しくなる。
前日に、どこかで朝ごはんを食べられる所はないかな?とネットで探したりしていました。
なかなか思うようなところがなく…まぁ、当日どこかにあればいっか、という感じで出発しました。
率川坐大神御子神社から東方面へ歩を進める途中、ふと通りかかったこちらのお店。
雑貨屋さん?と思いきや、手前の黒板に朝ごはんの文字。「おはなさんのおむすび屋さん」。
こ…これこれ!こういうのを求めてた!
と、私は吸い込まれるように中へ。
店内は明るい雰囲気で、カウンターの向こうには着物に割烹着姿の御店主、おはなさんが笑顔でお出迎えして下さいました。うわ素敵、可愛い!と心の中で叫びつつカウンター奥の席に着席。
ちょうど開店直後でした。
メニューは一種類、はな結び定食。
おむすび2個とお味噌汁、焼き魚、添え物。
おむすびは2つ選ぶことが出来ます。
席に着くと、間も無く次々とお客さんがやってきます。地元の方々かな。カウンターの中ではおはなさんが手際よく朝ごはんを用意してくれています。
誰かが割烹着姿で自分のための朝ごはんを作ってくれているなんて…なんてしあわせなんだ!と思いました。
はな結び定食。
おむすびは、自家製しゃけとめんたいこ。こちらのペースを見て1個ずつ握ってくれます。おむすびはふわふわとした絶妙の握り具合。自分では出来ないわコレ。
焼き魚は鯖。野菜の浅漬けと自家製佃煮。
お味噌汁は普段飲んだ事のない風味。鯖節で出汁をひいている。美味しい!おかわりしたいくらい。
自家製佃煮にも鯖節が入っていました。あまじょっばくて、ご飯が進む。お酒にも合いそう。
はー…しあわせ。
大満足の朝ごはんのあと、同じ店内にある会員制の書店「ふうせんかずら」にも入らせていただきました。会員制のようですが、こちらのお店の営業中は入ってよいようです。書棚ごとにオーナーさんがいて、セレクトした書籍や雑貨屋を販売されていました。
お腹も心も満たされました。偶然にも良いお店に入る事が出来てありがたかったです。また早朝に奈良市内に来る時は、こちらで朝ごはんをいただきたいと思いました。
さて、GoogleMAPとにらめっこしながら次の目的地へ。
歩くこと約5分ほど。このあたりは陰陽町と呼ばれています。
陰陽師が住んでいた地域。陰陽師と聞くと、つい京都の安倍晴明が脳裏に浮かびますが、当然ながら奈良にも存在していたのですね。
鎮宅霊符神社。
界隈の陰陽師たちの鎮守として、永久5年(1117)に創立。御祭神は天之御中主神。
境内はコンパクト。写真からは伝わりづらいですが、とても美しく整備されていて、「わ、きれい…」と感じました。
狛犬さんたち。ユーモラスな造形がすごくいい。
本殿。
周りは住宅に囲まれていますが、木々があるせいか抜け感があります。
本殿背後の祠。
おお、陰陽道ぽい。
本殿背後から境内を撮影。
なんかいい。ここ不思議と落ち着く。住宅街の中にありながら、空間が切り取られたような。
やー、今まで知らなかったな。やっぱ奈良は深いわ。
鎮宅霊符神社を後にし、さらに東へ。ならまち界隈へ進みます。